パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

JFL『三菱水島FC対栃木SC』

10/16、笠岡総合スポーツ公園(カブトガニスタジアム)

7月に桃スタへ観に行った時は、どうやら水島のベストゲームを見られたらしかったが、今回は悪い方向に振れた試合らしかった。
栃木は3-4-3に見えた。前の7人は175cm以上ある選手はいなさそう。同じような体格の選手が運動量多めというわけでもなく、技術系揃いというわけでもなく、FW3人が前線からプレスをかけてくるわけでもなく、なかなか説明しにくいが、3〜4人くらいのユニットでパターン練習をしっかりやっているような、上手い動きを全員がする好チーム。
水島は7月と同様に4-2-2-2だと思ったが、今日は後ろの4人と中盤の4人、前線の2人の狙いがバラバラ。前の4〜5人で、わりかしチャンスは作るのだけれど、早く出せば良い場面で囲まれるまでキープ、周囲に敵はいないのにワンタッチで前に出して相手に渡す、そんな感じでシュートに行く前に相手ボールになると、そのままの流れでFW3人対DF4人のピンチになる場面が頻発、そこに後ろから絡む選手が現れるとフリーでシュートを打たれるケースも頻発。そんなこんなで前半で4失点。
ホームでリードされたから前掛かりになって攻めてしまうのも理解出来るし、もしかすると4失点しても5得点する攻撃的なサッカーを目指しているのかもしれないが、2失点してもワタワタしているんだから、前線に2人残して8人でブロック作ってペースを取り戻すまで守るとか、何か工夫が欲しかった。連動しないプレスほど無意味なものはない。混乱したままボコボコにやられるのを見続けるのはつらかった。前に人数残したままなので、何回か浅くて軽いチャンスが生まれるだけに余計につらい。
水島ではFWなのに2番つけているキャプテン(?)が目立っていた。流石というか、チームで一番サッカー脳があった。それから後半入ってきた9番は相変わらず気迫溢れるプレーで良し。

岡山から笠岡まで車で約1時間。天気も晴れ、壊れていた運転席側の窓も開くようになったし、ボンブラの1stを聴きながら快適なドライブ。笠岡陸上競技場愛称カブスタはスタンドからピッチまでが遠く、スタンドに物理的な高さも角度もないので、観戦には向いていない。来シーズン、水島のホームがどこになるのか、どころか国体以後の岡山サッカー事情がどこに向かうかさえ霧の中なので、物見遊山で笠岡まで行ったが、多分二度と訪れることはないと思う。
コアサポは水島が10数人で、栃木が25人くらいか。栃木の男声が迫力あって良い感じ。笠岡行きを決めたもう一つの目的であった、念願の“ガールズパワー”も生で聞けたし、トランペットもかっこよかった。