パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

つばきファクトリー コンサート2021「CAMELLIA~日本武道館スッペシャル~」

2021年10月18日(日本武道館

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 18日19日と貴重な希望休2日をつぎ込んで連休をとった。18日の昼前にゆっくりと岡山を出て、九段下に予約したホテルへ16時チェックイン予定。荷物を置いてゆっくりして分散入場の予定時刻は17時半。コンサートが終わったら20時で飲食店が閉まっている可能性もあるし、コンビニで何か買ってホテルでゆっくりしよう。翌日は午前中から国会図書館を予約したので調べものをしよう。昼食をとって東京を出たら、日が暮れる前に岡山へ帰れるだろう。以前は遠出した時は予定を3つも4つも入れてお得感を出していたが、パンデミック下ではコンサート会場と家を直行直帰、コンビニ飯で済ます理由もつくし、ホテルに泊まっても極力外出自粛、今回も2日間で予定は2件だけ。そんな優雅な計画を立てていた。

 18日当日は朝食をとりながらハロヲタユーチューバーのコンサートセトリ予想を見ていた。こんなことをツイートしながら。

初の武道館、第1章の集大成にするのか、新人フィーチャーして不良債権に引退勧告するのか、りさまる色が強い曲は封印するのか、下世話な野次馬的には論点がたくさんあって予想するの楽しそうだけど、匿名掲示板(狼)に人は居ないし、ツイッターは上品だし、盛り上がる場所がない。

 そんで、新幹線内で自分もセトリ予想しようかなあ、とはいえ自分は乗り物内で文字を読むと酔うマンだから無理はすまい、などと逡巡。とりあえずグーグルドキュメントに過去のセトリをコピペしておこうか、乗り物に身体が慣れて余裕そうだったら見て考えよう。のちに家のパソコンの履歴を見ると(デジタル履歴最高だな)、9時30分頃に国会図書館から東京駅のルート検索しているから、ここで家を出ればよかったのだが。9時46分から9時58分辺りまでつばきファクトリー+セトリで検索だから、10時ちょうどくらいに家を出た。

 10時58分岡山発~14時15分東京着に乗る。自分がのぞみ〇〇号に乗っているかなんて意識しないよね。自由席ならばなおさら。検索すると、名古屋着が12時34分。名古屋から新横浜まで停まらないし、新しい乗客も来ないからそろそろスマホでも点けようか。自分のスマホは充電がバカになってて、急速に減って新幹線のコンセントに差しても下げ止まらないので、0%にならない確信が持てる時間帯まで切っている。そうすれば職場から電話がかかってきても出られないし、そもそも出たくないし。

 履歴を見ると、12時46分に新幹線Wi-Fiへようこそ。職場からLINEが来ている。げげげ、東京に着いてとんぼ返りで岡山へ戻る必要があるかもしれない案件が発生。すっかりテンションが下がって、セトリ予想をする気がなくなる。まあ、折り返し岡山に戻れると思っているところがまだ甘い。12時49分にLINEを見たと返信。

 そのうちに新幹線が駅も何もない線路上で停まる。後に同じ車両に乗っていたらしいハロヲタのツイートで確認すると13時過ぎらしい。「豊橋駅で新幹線と人が触車したため、一時停止しております」みたいな車内放送。この時、接触した車両が自分の乗っている新幹線だとは全然頭になかった。ごく緩やかに停止したし。いま名古屋駅を出たばかりで豊橋駅を過ぎていると思ってなかったし。というかさっきグーグルマップで豊橋駅を確認したが、すごい静岡寄りだった。リアルタイムでは「自分らより前の新幹線が豊橋駅で事故って、自分らは名古屋・豊橋間で足止めかよ」という認識だった。車内から撮った画像に映っているゼビオと第二成田記念病院とバロー豊橋店から推測した停止地点と豊橋駅との距離をグーグルマップで測ると約2.5km。ネットの新聞記事には「急ブレーキをかけた」とあったが、新幹線の急ブレーキだとこのくらい進むのか。2次災害を引き起こさないために脱線転覆しない程度の急ブレーキなんだろう。

 14時くらいに車内放送が「負傷者救助と現場検証が終わったら、この車両は豊橋駅までバックしてそのまま終了、皆様に乗り換えて頂く車両を準備中」と流していた時も「JR全館に流れる内線でもオープンにしてんやろかあ」くらいに考えてて、同じ内容の放送がもう一回流れてきた時に初めて「もしかして事故った車両ってこれ?」と気付いた。

 14時くらいでは「運行再開は15時半を予定」と流れてて、14時半頃には「16時半に訂正」となった。この辺は曖昧な記憶。14時36分、ホテルのサイトにログインしてチェックイン予定時刻を16時から21時へ変更。コンサート終了後にホテルへ行くように変更。充電が30%くらいになったのでスマホを切る。東京に着いてから迷わないようにするだけの充電は残しておきたい。

 運行再開が16時半豊橋発なのか、この事故っている車両を動かすのが16時半なのかわからん。前者なら17時半くらいに東京へ着くんじゃね、でもダイヤに大幅な乱れがあるとノロノロ運転になるんじゃね、でもこの車両、渋滞組の先頭だから早く走ったりして、などとぼんやり。せっかくだから今のうちにトイレへ行っておこうと席を離れて歩いてみたが、カーブで停まって車体が傾いているとビックリするほど歩きにくいという気付きを得た。実際には2度とか3度なんだろうけど、人類に傾きは厳しい。

 ぶっちゃけこの辺りでコンサートのオープニングはおろか、アンコールまでに間に合えば御の字かなあと思っていたけれど、不思議と焦りや憤りはなかった。つばきファクトリーに思い入れがないわけではない。福岡にいた時は、初恋・爛漫・月光とライブハウスツアーに行ったし、基本在宅ヲタというかせいぜいコンサートのみでCD発売イベントの類にはお金を出さない自分が唯一CD買って東京まで行って似顔絵書いてもらったのはおみずだし、ハロプロのどのユニットよりも思い入れはあるかもしれない。けれどもまあチケットを買ったのもご祝儀・お布施感覚だから、この苦しいパンデミック下で武道館頑張れ、自分が見られる見られないはこの際どっちでもよかろう、というのが一つ。卒コンになると突然現れてのこのこ行くよりも、初武道館にのこのこ行く方がスマートかなというアティチュード。もう一つは最近は何を見ても長く覚えてられないっていうか、リアルタイムで楽しかったなあという感覚に云千円云万円払って、1週間後にはもう細部を覚えてないけどそれでいいや、若い頃のケチで貧乏性な性格を後天的に意識して修正してきた甲斐があったのか、元を取らないといけない精神を脱却して全てを受け入れよう、という境地に40代半ばでまあまあ達した。目に心に焼き付けておこうとか思っても、もう全然焼きつかないんよね。なら何か楽しい体験があったなあでいいじゃん、じゃあ見れなくて残念だったけど仕方ないかでいいじゃん。今日は命日、『笑って』が聴きたいなあとか言ったその口で新幹線を止めた哀れな魂に毒づくわけにもいくまい。

 16時くらいに車両がバックし始めて、16時半くらいに豊橋駅着。12番線。逆側の11番線から、ひかり、こだま、のぞみ、のぞみの順で出発します。一番早く東京駅に着くのは1本目ののぞみです。運行再開は16号の現場検証が終わる17時の予定です。えー。12番線での現場検証が終わらないと11番線が再開しないの、訳わからん。という事でまだ時間もあるし、下衆な野次馬根性を発揮して1号車から先頭の16号車までホームを歩いて事故現場を見に行った。ホームでは駅員さんと警官が一緒にうろうろしてて、死亡事故の現場検証はJR社内的なものと警察的なものと目的が違う2つ調査が並行してあるのだろう。もちろんブルーシートで囲まれているけれど、若手駅員が先輩に「ピンセット持ってこい」と言われて詰所まで取りにいったり、「連結部分に板があるでしょ、あそこに挟まったら取れないですよね」という声が聞こえたので、やはり新幹線に飛び込んだらミンチになるのだろう。亡くなった人の魂にレストインピース。

 ホームに流れるアナウンス。「のぞみ16号の指定席を持っている人は来る新幹線の指定席の空いている席に座ってください」。自由席の人には開放しないんだ。これで自由席で立ち乗りだったら、ちょっとムカつく。と思ったけど、乗ったらみんな座れてた。元々名古屋から乗ってくる乗客が少なかった。代替ののぞみ224号は名古屋・新横浜間は停まらないはずのを臨時で豊橋駅へ寄り道。初めて豊橋駅を見たが意外と大きかった。もっと鄙びたこだま専用駅かと想像してた。駅ビル的には岡山駅より大きいかも。あれでホームドアを付けてないのはJR東海の怠慢と批判されても仕方ない。

 新しい新幹線に乗り替えたら、放送で「特急券の払い戻しがあります」と流れているが、うーん、1分1秒でも惜しいのに改札でまた時間を無駄にするのだろうか。後日ではダメなのだろうか。遅延証明書は前の新幹線を降りる時にもらったけど、改札で乗車券が吸い込まれたら区間を証明できんやん。気になって車内を歩く車掌さんに訊きたいのはやまやまだが、対人恐怖症を発揮して聞けなかった。そうこうするうちに品川を出た辺りで車内放送。「払い戻し用の清算窓口は大変混み合いますので、改札で証明書をもらって最寄りの駅で返金手続きをしてください」、なんだそうなら早く言ってくれ。ちなみに東京予定時刻は当初の18時24分から18時47分に変更となった。まあ、そんなものだろう。

 東京駅から武道館までどう行くか迷う。タクシーつかまえた方が早いだろうか。料金はともかく、この時間帯の東京は逆に混んでて動かなかったりするだろうか。土地勘がないので、時間も読めないし、当初の予定通りメトロで。何となく頭には丸ノ内線という単語が浮かんでいたのでそっちへ吸い込まれそうになったが、財布に入れていた紙のメモを見たら東西線と書いてある。おー、危なかった。新幹線を降りて改札口に向かう途中にある臨時窓口みたい所が混んでいる。当然。改札口まで行っても手動の所が詰まっている。当然。どうしたもんかと思っていたら、駅員さんが「何で並んでんの?」と順々に話し掛けてきてくれた。私の切符を見て「そのまま自動改札を通してください」と。それだと切符が吸い込まれて戻ってこないんじゃね?岡山・東京間を証明できなくなるんじゃね?と不安に思ったが、改札を通したらちゃんと出てきた。よく考えたら、新幹線から在来線への乗り換え口だった。切符が出てきて当たり前。私がバカ。

 大手町とか東西線と書いてある方へ歩く。在来線改札口に到着して、また人間の駅員さんに「このまま出て大丈夫?明日払い戻しできる?」と尋ねたら大丈夫そうだったので、そのまま出る。東西線大手町駅に着く。メトロに乗って九段下駅に着く。武道館に向かって階段を昇る。同じように急いで昇る人が数人。地上に出る。普段大きなイベントに行ったら、多数の人間の後ろを付いて歩くタイプだが、今日は人の波がないし、すでに真っ暗。さっきの数人もさっさと行ってしまう。もちろん左手には灯りの点いた武道館が見えているわけだけど、あれが武道館だと認識できるのも何度か来たことがあったからだし、左に曲がればいい事も分かっていたので助かった。私の場合、マジで初めてだったら、間違った所を曲がって、間違った方向へ進んでいた可能性が高い。

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 武道館内に入場して、音漏れするエリアまで来たら『約束・連絡・記念日』の途中だった。後にテレ朝チャンネルの録画で確認したが、19時10分くらい? 田舎者ムーブとしては最高の出来だと思っていたけど、さっき検索したら16号車の側から日本橋口を出たら東西線大手町駅まで徒歩5分だったらしくって、しょせんは田舎者だった。しかし新幹線を降りて八重洲口へ向かって歩き出す可能性すら否定できない田舎者にとっては、やはり最高の出来(この辺りの「まあ間に合わなくてもいいや」と「1分1秒でも早く着くように最前の努力をするぞ」を同時にハンドリングする精神を理解してもらえるかは分からない)。

 案内係のお姉さんがこっちのチケットと手元の座席表を照らし合わせながら「中に入っても手前で待機。曲と曲の間にお席まで移動します。」と言われる。プロテニスの大会も遅れて入場するときはチェンジコートの間に移動だから慣れてます。中に入る前に移動しながらお姉さんが「やっぱり新幹線ですかー?」と話し掛けてきた。フランク。中に入って溜まり場から我慢。センターステージを覗くためにギリギリまで近づくわけでもなく、上の方の大型スクリーンや会場のサイリウムを眺めて、雰囲気を楽しんだ。

 次の曲『断捨イズム』のイントロを聴きながら、周囲に頭を下げつつ席に着く。スクリーンと本物を見比べながら個体認識に努める。きそ、ツインテール、可愛い。「ポニーテール視野で」と言ってたくせに。スクリーンで見る限り、新メンバーではやぎしおさんがいいなあ。

 『表面張力』と『足りないもの埋めてゆく旅』、まおぴん泣いてるー。と思ったら、本編終了。はやっ。アンコール。手拍子頑張る。当然セトリ知らないので、まだこの時点でアンコール明け1曲目に『笑って』あるかもとか思ってた。『マサユメ』の評価が高いけど、歌詞を聞き取り易く歌うには力量がいるというか、要するにまだメンバーの力量が追いついていない気がして、個人的にはあまり高くない。逆に3曲の新曲のなかで一番好きな『涙のヒロイン降板劇』は密かにオープニング曲だと予想していたから今日は聴けなかったと思っていたのに、アンコールで聴けて良かった。

 コンサートが終わって、後はホテルへ行くだけ。スマホをつけて看板を撮るか迷う。撮って、グーグルマップを見てホテルの位置を精一杯覚えて、スマホを切る。恐らくたどり着けるだろうが、たどり着けなかったその時は、もう一回だけスマホをつける作戦。結果、つけずにホテルへ到着できた。やった。看板の前でスマホをつけた時、職場からのLINEのお知らせが複数あったのは見た。流石に今日のとんぼ返りは無理だが、明日朝一番に帰る可能性はある。ドキドキしながら確認したら、昼間のとは別件で、結局明日の午後までに帰らないといけない案件だった。どっちにしろ国会図書館には行けないショボーン。

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 翌朝、新幹線に乗る前にみどりの窓口で払い戻しをする。その前に昨日の切符を撮っておこうと改めて出して見る。おお、自動改札で遅払証明が印字されている。賢い。昨日の車内放送でも「電子機器の人は改札で勝手に払い戻しされます」とか言ってたし、賢い。みどりの窓口で担当してくれた若い女性は、明るくて可愛くて一生懸命な頑張り屋の無能だった。切符と証明書を出して「払い戻しをお願いします」と言ったら、何か「ああ、例のあれですね」みたいな昨日の前提を全く分かってなくて「豊橋駅からどうやって来たのか?」「岡山は何時に出て、東京に何時に着いたのか?」とか尋ねてきて、マニュアルの入ったタブレットをじっと眺めて、何度も裏のオフィスへ何事か訊きに行って、15分くらいかかって「大変お待たせしました。岡山・東京間の特急券を払い戻します」だった。うん、知ってた。きっと昨日は非番で、彼氏か友達とディズニーランドでも遊びに行って、ネットニュースとかも見ないで、さあ気分転換も出来て今日から仕事頑張るぞー、えっ、昨日の事故って何? みたいな感じ。改札も含めて、人間より機械の方が優秀そうだし、経営者もとっととみんな電子マネー使いやがれと思ってそう。これで遅延の払い戻しはみどりの窓口の仕事でなかったのなら、私がごめんなさい。

宮本佳林 LIVE TOUR ~Karing~

2019年10月23日(Zepp Namba)24日(Zepp Nagoya

 

 ずいぶん前に初校を書いたまま放置していた記事を今になって完成させるのかといえば、もうすぐ宮本佳林LIVETOUR第2弾があるからだ。第2弾を見てしまう前に第1弾の感想を残しておこう。もっとも、あれから1年半が経ち、リアルタイムの感想はもう書けない。あの頃はまだ宮本佳林のことを何も分かっていなかった。卒業も発表してなかったしね。

 

〇個人的準備編

 自称サバティカル(ただの無職)だった私、9月初めに念願だった沖縄旅行に行き、9月中旬(9月12日~19日)に三陸旅行に行ったので、そろそろ社会復帰しようかと画策。岡山に帰って就職活動をせねば。

 とか言いながら、三陸旅行中の9月14日に宿からスマホでつばき福岡公演(10月13日)のチケットを一般発売で買う。まあその頃はまだ福岡にいるだろう。スマホでぴあを使う練習もしてみたかった。家にいるとパソコン使っちゃうしね。

 福岡に帰ってきた9月21日、宮本佳林LIVETOUR大阪公演(1023)名古屋公演(1024)のチケットを一般発売で買う。最後の遊び旅にするつもり。この時点では「10月下旬は流石にまだ就活しているだろうなあ」と想像していた。

 10月1日、ハロワで岡山の介護施設を検索し、よさそうな会社名をメモってハロワからは応募せず、帰宅してからパソコンで検索してそれでもよさそうだったら直接応募する。

 2日、ネットから書類を応募。3日、採用担当者から電話、面接日を決める。10日、岡山に帰って面接&不動産屋に行ってアパート探し。最近は職が決まってなくても特にツッコミとかされないのね。物件を決める。

 13日、つばき福岡公演に行く。15日、山木バースデーイベントの感想をネットで読む。16日、内定のお知らせ。17日、宮本佳林東京公演の感想をネットで読む。山木さんは引退したら、佳林ちゃんのマネージャーやったらいいのにと思うけど、山木さんもまだまだ現役続けそうだしと思ってた。18日午前、見積もりを頼んだ引っ越し屋さんが来る。18日夜、と言っても22時頃から仮眠を始めて19日2時頃に目覚めて、22時のお知らせを知る。カントリー活動休止を知っていたら、就活はしないで12月末までヲタ活に勤しんでいたかもしれない。

 23日、大阪公演。24日、名古屋公演、名古屋に着いて図書館をうろうろしていたら採用担当者から電話があり、11月の希望休を訊かれる。25日、名古屋市東山公園でジュニアテニスを観る。26日27日、甲南大学で社会思想史学会を覗いて福岡に帰る。これで本当にサバティカル最後の旅。これからは岡山でコンサートがあったらノコノコ行くくらいで、ハロプロのために遠征することもないだろう(とこの時は思ってた)。

 

〇観戦編

 大阪公演は2階ファミリー席の後ろの方で着席。名古屋公演は1階スタンディング席で、入場券番号が後ろの方だった割に前の方へ行けた。見づらい前の方の後方より、段差がある次のブロックの最前を好み人が多いから。1階と2階では聴こえ方も違って、感想は大阪と名古屋の出来の差というよりは1階と2階の差かもしれないが、名古屋がとても良かった。基本ファミリー席マンだけど、ライブハウスなら「かーりん、おい、かーりん、おい」って声を出して観る方が楽しいね。大阪のオープニング『私が言う前に抱きしめなきゃね』では、佳林ちゃん、音が全然とれてなくて「うわー、下手だな。大丈夫か、こりゃ」と思ったが、尻上がりに調子を上げた。東京では歌詞飛ばしがたくさんあったという話で、大阪でも特に新曲は歌詞飛ばしがまだまだあった。名古屋では初っ端から全開で、本番3回目でようやくこなれてきた感じで、名古屋まで来た甲斐があった(という「私は観た!」自慢)。バックのバンドともダンサーとも息が合ってきて、ようやくこなれてきたと思ったらツアーも終演というのがなんとも残念。演劇もコンサートも数をこなして練度を上げるのは大切。計3公演ではなあ。

 

〇個別編

 披露された曲をいくつかのグループに分けて感想を。便宜的な区分で、キッチリ分かれているわけでもなく、境だったり被っていたり。

 

a.一人で歌えないJ=J曲

 『私が言う前に抱きしめなきゃね』『愛のダイビング』『ロマンスの途中』『チョイス&チャンス』辺りは、もともとブレスの位置なんかも一人で歌う用ではないだろうし、完成度を求めるよりはファンサービス。古参ヲタと一緒にこの辺りの曲も切っていいのではないか。

 

b.一人で歌えるJ=J曲

 『大人の事情』は良かった。『初めてを経験中』はイントロのギターが本物だったのを聴けて満足しちゃった。『明日やろうはバカやろう』はソロ新曲群に近い。『ひといき』は『大人の事情』と同じ路線。この辺はソロになってもいつまでも歌えそう。

 

c.ぶりぶりアイドルソング

 『氷点下』はcとdの中間、お家芸、初見から自分のものにしている感。『オンリーチョイス』はbとcの中間。『天使のウィンク』は流石。松田聖子カバーは回替わりになるかと思ったら3回とも同じだった。

 

d.コピンクス声

 『最高視感度』が頭一つ抜けて良かった。本人の音域的に歌いやすいとかあるのかな。『カリーナノッテ』は意外とそうでもなかった。あの声でフルコーラスだと逆にメリハリがなくなるというか。『銀色のテレパシー』も意外と苦戦していた。グループ曲のアクセントとして活きる歌い方なのかもしれない。

 

e.パッとしない新曲群

 新曲群全体で統一した路線があるわけではないけれど、パブリックイメージから見たコレジャナイ感は共通しているかも。『タメライ』は本人も掴めてなかった。『若者ブランド』は合ってた。『少女K』はこの中の新曲群では一番好き。『どうして僕らにはやる気がないのか』は凡庸。『落ちこぼれのガラクタだって』は本人も掴めてなかった。

 

 この頃は宮本さんは憑依系の天才型だと思っていたんだが、どうやらリハを繰り返して解釈を深めながら徐々に歌世界を作っていく人だったらしく、歌詞飛ばしもリハの期間が短くて、歌詞の内容が本人の中で深まっていない状態だったのかなあと思うようになった。本来出るはずではなかった2020年のハロコンのソロ歌唱は宮本さんを知る上でとてもありがたい期間になった。同じ曲でも会場によって解釈を変えて歌うという。今年に入ってからのエムラインコンサートMSMWでパッとしない新曲群から何曲か披露しているけど、1年半でまた歌い方が変わっているという。

 bとc辺り、キラッキラのアイドルポップスに少し今どきのエモいロックを基調としながら、数多いるガールポップシンガーとの差異化を図るためのストロングポイントとしてd的な透明感あるクリスタルボイスは当然活かすとして、本人の表現欲を汲み取ってeにあるような厨二ボカロ寄りの詞も続けたいし、これらをブレンドした最適解を見つけるのが今のところの課題になるのかな。ソロ第1弾の『未来のフィラメント』は、宮本佳林のパブリックイメージに沿った100点満点の回答だったと思うけど、特に驚きがなかったのも事実。古参を適度に満足させながら適度に裏切るという難しい舵取りが要求される。


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BS1『ドキュメンタリーWAVE』2016/4-2017/3

アメリ武装する市民たち~銃に揺れるテキサス~」 

2016/4/3初回放送、50分、撮影:西久保徹/室井孝光、リサーチャー:横山ゆきよ、取材:鈴木ゆみ/前田陽治、ディレクター:渡辺秀治、プロデューサー:浦上光太郎、制作統括:茂木明彦/松永真一、制作:NHKエンタープライズ、制作協力:NHKコスモメディアアメリカ、制作・著作:NHK

… 

「“チャイナショック”と闘う~韓国 経営者たちの苦闘~」 

2016/4/10初回放送、50分、撮影:西篠沢栄、コーディネーター:チョン・ミョンギュ、ディレクター:今野利彦、取材:中谷有美、制作統括:日置一太/川口潤/岩谷一、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/オルタスジャパン

「食料廃棄物をゼロにせよ~フランス社会の挑戦~」 

2016/4/17初回放送、50分、撮影:戸田統、コーディネーター:孫明淑、リサーチャー:中平美紀、ディレクター:金本美香、取材:セバスチャン・テリー、制作統括:日置一太/松井秀裕/川口潤、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/メディア・メトル

放送前の仮タイトルは「食料廃棄物をゼロにせよ~フランス新法の衝撃~」。

… 

デンマーク“ミートボール論争”~イスラムをめぐり揺れる福祉国家~」 

2016/4/24初回放送、撮影:高橋泰一、コーディネーター:ミカエル・ユルン、取材:菊地啓、ディレクター:高島宏起、制作統括:茂木明彦/山筋敦史/上田未生、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK日本電波ニュース社

シドユルス市議会

「“絶望ラジオ”の若者たち~競争社会韓国の街角で~」 

2016/5/8初回放送、50分、撮影:大石英男、コーディネーター:ペ・スイル、リサーチャー:オム・ギフン、ディレクター:中村典和、制作統括:日置一太/松永真一/松井秀裕、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK/メディア・メトル

「攻防市民vs汚染企業~中国・新たに始まった環境裁判~」 

2016/5/15初回放送、50分、撮影:劉波、コーディネーター:周石丹、取材:房満満、ディレクター:増田浩、制作統括:千葉聡史/関英祐/郭強、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK/テムジン

「激論パリの広場でー労働法をめぐり立ち上がる若者たち」 

2016/5/22初回放送、50分、撮影:岸本幸久、コーディネーター:篠崎由佳里、ディレクター:村上良太、取材:セバスチャン・テリー、制作統括:日置一太/山筋敦史/李憲彦、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/クリエイティブBe

放送前の仮タイトルは「広場は眠らない~仏・格差をめぐる若者たちの議論~」。

「“傘兵”はどこへゆくのか~民主主義を求める香港の若者たち~」 

2016/5/29初回放送、50分、撮影:矢吹啓司、コーディネーター:マイケル・ウォン、リサーチャー:大泉恒平、ディレクター:笹木賢光、制作統括:日置一太/松永真一/石川朋子、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHKドキュメンタリージャパン

放送前の仮タイトルは「“傘兵”はどこへゆくのか~新党ブームに揺れる香港~」。

… 

EU離脱か?残留か?~イギリス 国民投票若者たちの選択~」 

2016/6/19初回放送、50分、撮影:エイダン・マッケルヴィー、コーディネーター:山本貴志子、取材:菊地啓、ディレクター:高橋泰一、制作統括:茂木明彦/吉光賢之/上田未生、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK日本電波ニュース社

ケイト・スティーブンソン、女性、21歳、ロンドン大学欧州史・言語専攻、レスター出身、大学で政治学を教えている父と高校で社会科の教師をしている母、イタリア留学経験あり、卒業後はブリュッセルで働きたい。 

フィル・シェパード、男性、20歳、ロンドンスクールオブエコノミクス歴史学専攻、クロイドン地区出身。 

フィル「正直なところ大変です。みんな僕を避けようとするし、差別主義者と言われることもある」 

文化資本高そうな残留派のいけ好かない感じがよく伝わってきて、これはこれでありだった。 

イギリスの国民投票もまた、世界中に蔓延する「いけ好かない奴らをぎゃふんと言わせたい」感情の一環なんだと気づくまでがワンセット。

ジャカルタ・パンク インドネシア 抑圧された人々の叫び」 

2016/9/11初回放送、50分、撮影:佐藤努、コーディネーター:横山裕一、リサーチャー:中里雅子、ディレクター:中西あゆみ、制作統括:茂木明彦/酒井裕/吉川直樹、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHKエス・ヴィジョン

「ジカ熱感染拡大を防げ~アメリカ フロリダの闘い~」 

2016/9/24初回放送、50分、撮影:下野浩介、コーディネーター:大野和基、ディレクター:新田義貴、取材:佐藤寛朗、制作統括:茂木明彦/西田治彦/川口潤、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/ジン・ネット

アメリカ 激化する人種対立~ダラス一触即発の町で~」 

2016/9/25初回放送、50分、撮影:高野大樹、コーディネーター:金子由美、ディレクター:川畑耕平、制作統括:稲毛重行/川口潤/山根幸太郎、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/パオネットワーク 

 

「それでも、僕らは歌う~ドイツ・シリア難民の夏~」 

2016/10/2初回放送、50分、撮影:金沢裕司/角田晃二、コーディネーター:笹尾正和、ディレクター:河合明子、制作統括:茂木明彦/東野真、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK

「子どもたちの“リアル”を取り戻せー韓国 ネット依存治療最前線」 

2016/10/16初回放送、50分、撮影:山田英司/水上智重子、コーディネーター:ヤン・ジョンミ、リサーチャー:オム・キフン、ディレクター:篠原利惠、制作統括:茂木明彦/吉川直樹/椰木泰西、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHKテレビマンユニオン

「黄昏のニューヨークー人生の幕引きをめぐる会話」 

2016/11/6初回放送、50分、撮影:辻智彦、コーディネーター:鈴木茜、取材:庄野嘉純、ディレクター:酒井庸一、制作統括:茂木明彦/石川朋子/森博明、制作:NHKエデュケーショナル、制作・著作:NHKドキュメンタリージャパン 

岡田圭(57

「忘れられた国の挑戦ーサッカー・コソボ代表」 

2016/11/13初回放送、50分、撮影:辻中伸次、コーディネーター:レコ・ディダ/富永正明、リサーチャー:桐生彩未、取材:木村元彦、ディレクター:高島宏起、制作統括:寺岡慎一/荻野太朗/高島華子、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHKアミューズ

ギリシャ 消える難民の子どもたち」 

2016/12/11初回放送、50分、撮影:熊谷均、コーディネーター:Theo Simantirakis、ディレクター:市川瞳、制作統括:茂木明彦/熊谷均/吉川直樹、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK日本電波ニュース社

「ゲリラ兵が町に~コロンビア 和平は実現するのか~」 

2016/12/25初回放送、50分、撮影:矢吹晋司、コーディネーター:金子輝男、取材:星野基樹、ディレクター:笹木賢光、制作統括:茂木明彦/石川朋子/川口潤、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHKドキュメンタリージャパン

「チャイナマネーが見る夢~中国 ベンチャービジネス最前線~」 

2017/1/8初回放送、50分、撮影:蔡玉江、コーディネーター:府川葵、取材:安妍、ディレクター:中井大紀、制作統括:日置一太/川口潤/川内友和、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/ホンダプロジェッタ

「マイホームを奪わないで~モスクワ 経済危機の冬~」 

2017/1/15初回放送、50分、取材協力:金野雄五、撮影:佐々木秀和、コーディネーター:ナタリア・ゴリャチェフ、取材:木村孔太郎、ディレクター:山田和也、制作統括:茂木明彦/川口潤/久保田直、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/ソリッドジャム

放送前の仮タイトルは「モスクワ住みかを失う人々~ロシア経済危機の冬~」。

「希望と絶望のティファナ~トランプ就任 国境の町は今~」 

2017/1/22初回放送、50分、撮影:ヘスス・ヴァスケス、コーディネーター:ガブリエラ・コルテス、ディレクター:渡辺秀治、プロデューサー:萬木洋、制作統括:依田一/千本信昭、制作:NHKエンタープライズ、制作協力:NHKコスモメディアアメリカ、制作・著作:NHK

「大手海運会社破綻の衝撃ー韓国プサン 

2017/2/18初回放送、50分、撮影:岩崎圭介、取材協力:姫野良太、コーディネーター:趙華行、ディレクター:勝俣和仁、取材:前田翔子、制作統括:茂木明彦/岩谷一/川口潤、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/オルタスジャパン

「密着!台湾えん罪救済プロジェクト」 

2017/3/19初回放送、50分、撮影:中野大輔、コーディネーター:歐家君、ディレクター:寺田和弘、制作統括:久米麻子/山根幸太郎/吉光賢之、制作:NHKグローバルメディアサービス、制作・著作:NHK/パオネットワーク

「ホームレス大学生ーアメリカ カリフォルニアからの報告」 

2017/3/26初回放送、50分、撮影:吾妻庸雄、コーディネーター:金子由美、取材:高陽晃、ディレクター:下川沙和子、制作統括:茂木明彦/森博明/白木芳弘、制作:NHKエデュケーショナル、制作・著作:NHK/アトリエ・NOA

「激動の家族史を記録する~中国・新たな歴史教育の現場~」 

2017/4/2初回放送、50分、撮影:張華東、コーディネーター:劉慶雲、ディレクター:房満満、制作統括:千葉聡史/吉川直樹/鐘川崇仁、制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK/テムジン 

全国歴史記録大会