きっかけはニコ動で見た動画。22年8月26日のアットジャム。『今夜だけ浮かれたかった』の2番Bメロ(以下2B)。

確かにこれは良いやぎまりん。コメントもナイスタイミング。とはいうものの、今までこのシーンで特別な印象を受けた記憶はなかった。自分の記憶に残っているのは、2024年秋・鼓動ツアーでのやぎまりん、毎回2Bでは向かい合ってしゃがんでお互いにニヤニヤしながらアイコンタクトしてた。松山公演(24年9月23日)では、真琳ちゃんが口パクで「可愛いね」と言ったというのを、八木ちゃんがラストのMCで暴露するという事件もあった。
というわけで『今夜だけ浮かれたかった』2A2Bの変遷を探る旅に出ることにした。キャプ画は引用の範囲内ということでお許しを。
第1期【9つば】
(2A)
誰にでも話せるような思い出作りはしたくない(谷本小野)
「どうしたの」と訊かれたら笑ってしまう自分きらい(山岸浅倉小片)
(2B)
ああ恋が漂うロータリー(山岸)ひとりひとりバイバイ(谷本小野)
ねえ私の精一杯は(新沼)こんなものなのかいやいや(小野田秋山)
(2A)中央で谷本小野がユニゾン→中央後ろから前に山岸が出てきて、上手に小片、下手に浅倉と3人でユニゾン→(2B)浅倉小片がしゃがんで、中央そのまま山岸がソロ→浅倉小片山岸がしゃがんで、後ろから谷本小野がユニゾン→谷本が上手、小野が下手に開き、中央後ろから前に新沼が出てきてソロ→その後ろから秋山小野が最前に歩み出てきてユニゾン
これが基本的な動き。2番はTVサイズ(ワンハーフ)だとカットされることが多いため、普段あまり歌割りがないメンバーに回されがち。その後『今夜だけ』はつばきの名刺代わりとなり、ほとんどの場合でフルサイズで披露されることになったため、結果的に史料がたくさん残ることとなった。
この後、短期間8つばがあり、それはそれでなかなか面白いが、今回は割愛。
第2期【12つば】
(2A)
誰にでも話せるような思い出作りはしたくない(谷本小野河西)
「どうしたの」と訊かれたら笑ってしまう自分きらい(山岸浅倉豫風)
(2B)
ああ恋が漂うロータリー(山岸)ひとりひとりバイバイ(谷本小野)
ねえ私の精一杯は(新沼)こんなものなのかいやいや(小野田秋山)
ハロプロの手法では、新メンバーが加入した時に既存フォーメーションを崩したくないので、歌割りのない新メンバーをフォーメーションの外側に付け足すことが多い。しかし12つばでは2Aでユニゾンを歌う中央メンバーに河西と豫風を加えたので(小片の代わりに豫風を入れ、バランスを取ってその前のパートも3人にしたのかな?)、結果として新メンの中で外側に配置されるメンバーはやぎまりんだけになった。
五周年ライブ(220220)が見易い。2Aの入りで、中央に谷本河西小野、その外周に浅倉山岸豫風が待機、そのまた外周に秋山新沼小野田が待機、その後ろに2サビ頭でソロをかます岸本が待機、割と味噌っかすなやぎまりん。八木ちゃんは1B「あああの子との会話には♪」があるからまだいいけど、真琳ちゃんには悔しい時期。

これは2サビ。ずっと外。

しばらく経って、TIF(220806)の山岸「ああ恋が漂うロータリー♪」。2人パフォーマンスに慣れて心にも余裕が出てきたのか、大外での立ち姿が様になってきた。

続いて新沼「ねえ私の精一杯は♪」。

2022年秋のフォーマルハウトツアーは補助金目当ての英訳付き公式動画がいっぱいあるので、資料的にはありがたい。1枚目は2Aに入る前。段差のあるセットができたので移動がやや大変。真琳ちゃんは1サビ終わりからずっとここだけど、八木ちゃんは中央後方から大移動してここ。

2・3・4枚目は全部、2サビの岸本「あなたと見つめあいたいよ♪」の辺り。やぎまりん、左右の出島から出られません。



ウタチューブ(230210)での2B谷本小野。冒頭に載せたアットジャムの再現。TVサイズだとシンメがいっそう映えるね。

第3期【11つば】
(2A)
誰にでも話せるような思い出作りはしたくない(谷本小野河西)
「どうしたの」と訊かれたら笑ってしまう自分きらい(山岸八木豫風)
(2B)
ああ恋が漂うロータリー(山岸)ひとりひとりバイバイ(谷本小野)
ねえ私の精一杯は(新沼)こんなものなのかいやいや(小野田秋山)
浅倉が卒業して11つばとなるが、23年の夏フェス中は岸本が休養していて、秋ツアーまで実質10つば状態となる。
SPARKライブ(230716)の山岸「ああ恋が漂うロータリー♪」。2Aの(谷本小野河西)は変わらずだが、次が(山岸浅倉豫風)から(山岸八木豫風)になったため、やぎるのがシンメに向かい合う。(谷本小野河西)を歌い終わった河西がその後すぐ福田とシンメになるためか上手後方へ急いで移動する謎仕様。この時期は、Cメロ後の「胸の奥底にしずめた♪」をもらった八木が中央最後方から下手までダッシュしてから即歌うという謎仕様だったし、動線にいろいろと混乱が見られた。

下手の福田を見る八木。八木「真琳ちゃんがこんな近くにいる」福田「おめーの位置が変わったんだよ」

ラキフェス(230717)の2A「「どうしたの」と訊かれたら♪」で前に出てくる(山岸八木豫風)がなかなかかっこいい。ここから河西は上手の小野田より外側へ移動。福田は画面に映らないずっと下手の大外にいる。

アットジャム(230826)の新沼「ねえ私の精一杯は♪」。外部イベントのセンターステージで小さくまとまる珍しい仕様。

これは珍しく下手の斜め後ろから撮っているショット。数か月のゆうまりん尊い。

第4期【きそ9】
(2A)
誰にでも話せるような思い出作りはしたくない(谷本小野秋山)
「どうしたの」と訊かれたら笑ってしまう自分きらい(河西八木福田)
(2B)
ああ恋が漂うロータリー(豫風)ひとりひとりバイバイ(谷本小野)
ねえ私の精一杯は(新沼)こんなものなのかいやいや(小野田秋山)
2B「ああ恋が漂うロータリー♪」というキラーパートを山岸から豫風に渡し、豫風が抜けたその前のパートに河西を加えてリトキャメ仕様に、河西の抜けたその前を(谷本小野河西)から(谷本小野秋山)へと玉突き大移動。したがってフォーメーションも大幅な改革。一番のポイントは、2Aのとき上手の八木、中央の河西、下手の福田が中央に集合せず、そのままの立ち位置で歌うこととなった。新やぎまりんシンメの誕生。


ひなフェス(240331)の2A「誰にでも話せるような♪」で完全に新しいシンメを見出したやぎまりん。この後、秋山と入れ替わって河西が前へ出てくる。

2B豫風「ああ恋が漂うロータリー♪」。2A~2Bを通じて他の7人は中央でごちゃごちゃ入れ替わるのに、ずっと両端シンメのやぎまりん。

ナカGフェス(240227)の谷本小野「ひとりひとりバイバイ♪」で、シンメの福田にガンをとばす八木。

アットジャム(240526)の谷本小野「ひとりひとりバイバイ♪」で、でシンメの八木にガンをとばす福田。

第4.5期【きそ12】
新沼卒コン(240610)では当然12人編成だが歌割りは変わらないまま。分かりづらいけど、2Bでやぎまりんが最前で向かい合って座る第5期のプロトタイプとなっている。

2サビに向けて何故か後方への大移動が大変なやぎまりんシンメ。

第5期【あみ11】
(2A)
誰にでも話せるような思い出作りはしたくない(谷本小野秋山)
「どうしたの」と訊かれたら笑ってしまう自分きらい(河西八木福田)
(2B)
ああ恋が漂うロータリー(豫風)ひとりひとりバイバイ(谷本小野)
ねえ私の精一杯は(河西)こんなものなのかいやいや(小野田秋山)
歌割りの変化は、新沼の「ねえ私の精一杯は♪」が河西に渡ったのみ。フォーメーションは新沼卒コンの延長線上。この時期が自分の印象に残っている今夜だけやぎまりんの完成形。2Aを歌い終わると向き合って座り、「ねえ私の精一杯は♪」まで座ってて、「こんなものなの♪」で立ち上がる。
2A「誰にでも話せるような♪」の新布陣はこれが分かりやすい。前述の通り、歌割りのない新メンバーは大外に配置。

2A「誰にでも話せるよな♪」では、お互いに向かい合ってニヤニヤしている。


2B「ああ恋が漂うロータリー♪」の新布陣。

分かりにくいけど、だいたいいつも座ってニヤニヤしていた。

余談。灼熱(240829)の「「どうしたの」と訊かれたら♪」では、普段とは違うフォーメーションで3人が奇跡の大集合。

第6期【あみ10】
(2A)
誰にでも話せるような思い出作りはしたくない(谷本小野秋山)
「どうしたの」と訊かれたら笑ってしまう自分きらい(小野田河西福田)
(2B)
ああ恋が漂うロータリー(豫風)ひとりひとりバイバイ(谷本小野)
ねえ私の精一杯は(河西)こんなものなのかいやいや(小野田秋山)
八木が卒業して、2A(八木河西福田)が(小野田河西福田)となり、時代は田田(でんでん)の天下となった。

おしまい。
おまけ:ライブ中にすれ違うと、ニヤニヤ励まし合うやぎまりん。

