応援するアイドルグループの人数が11人になった時、アイドルヲタ兼サカヲタがする事はただひとつ、メンバーでサッカーチームを作る事。樹々ちゃんが卒業を発表した時、ツイッターにつばきイレブンを考えるぞーと書いたはず。樹々ちゃんが卒業したらのんびり書こうと思っていたらいろいろザワザワファクトリーして、そうこうしているうちに9人ファクトリーになる日が近づいてきたので慌てて書いている。まあ、構想1年、だいたいの骨格は出来ている。
つばきイレブンを考えていて面白いのは、メンバーのキャラクターをどう見ているかが問われると同時にサッカーのポジション毎にどういうタイプの人間がハマるかが問われる、2元方程式になっているという。メンバー観が一致してもサッカー観が一致しないと同じフォーメーションにならないし、逆も然り。ヲタが100人いたら100通りのフォーメーションが生まれるだろう。
フォーメーションは4-2-2-2かな。私が参照する現実のチームがブラジル代表94とかアトレチコ・マドリード95とか微妙に古いのは、私が5ラインやらストーミングやらについていけない老人なのもあるけれど、守備を全くしない天才パサーとか病弱で孤高の司令塔とか女性アイドルを重ねたくなるポジションがフィジカル化された現代サッカーにはないんよね。
………
GK：小野瑞歩 足でするスポーツなのに手を使う職業を選んだ変人、それがGK。変人といってもまーちゃんとか瑠乃とかああいう感じではなく、言語明瞭意味不明な感じ、知識も知恵もあるのに視点がユニークでアウトプットが微妙に変な感じ。GKにはそれが欲しい。バラエティのおみずはまさにそんな感じ。以前は1つのミスから立て直せないメンタルの弱さが見られたが、最近はいつも笑顔で後方から見守ってくれるチームの守護神。
RSB：山岸理子 戦術の中心ではないけれどチームの支柱です。チームとして全体的に右サイドの守備が弱いので、まあまあ守備専サイドバックになりがち。マルディーニやサネッティみたいな感じではない。ミチェル・サルガドや山根みたいな感じ。
CB：福田真琳・八木栞 90分間顔色を変えずに己のタスクを全うする職人八木。フィードには自信がないので縦パスは目の前の小野田さんに付ける。カバーリングとラインコントロールに優れたディフェンスリーダー福田。意外と雑。試合中は「栞！9番を最後までマークしないとダメじゃない！」「だって～真琳ちゃんの方が近かったじゃんよ」「あなたの方が足が速いし人に強いんだからあなたが付いていくの！」「そりゃそうだけどさあ～」と漫才しながらクリーンシート。試合後に振り返ると、八木ちゃんの認識の方が正しかったりするのもご愛敬。
LSB：豫風瑠乃 未来の10番。視野を180度に制限して修行中。レオナルドやヤンクロフスキのイメージ。最年少だが後方から攻撃を組み立てるゲームメイクには定評あり。思い切って伸び伸びとプレー。多少のミスは甘い甘い周囲のお姉さん達が全力でフォローしてくれます。
プリメイロボランチ／アンカー：小野田紗栞 小学生の時は弱小街クラブで一人気を吐くストライカー。中学生の時に強豪街クラブへ移ってトップ下に君臨。名門高校に進学してポジションはアンカーに。阿部勇樹2010とかセザール・サンパイオとか。本人的にはキャーキャーちやほやされる攻撃的なポジションへの未練が残るけど、ここがベストポジションなのは衆目の一致するところ。視野が広くて沈着冷静、危機察知能力も高いチームのハンドル。
セグンドボランチ：岸本ゆめの ボックストゥボックス、あらゆるところに顔を出すチームの肺。激しい守備、前への推進力、プレースタイルからイエローカードが多いのはやむを得ず。レオ・シルバか稲垣か。
LOMF：新沼希空 パス、ドリブル、シュート、およそ攻撃に関する事なら全てを高水準でこなすが、それゆえに「もっと出来るはず」「手を抜いている」「やる気ない」などと言われがち。ライー、カミネロ、モストボイ。人を使うのも上手く、瑠乃との創造的な左サイドは攻撃の起点。
ROMF：谷本安美 シーズン通して34試合で7得点（うちPK3）9アシストくらい。セットプレーのフリーキックでしか仕事してないじゃんと言われがち。パンティッチとかジュニーニョ・ペルナンブカーノみたく。固定砲台とはいえ、ベッカムのようなクロッサーではなさそう。意外とサッカーセンスにあふれ、守備でもパスコースを消すなどの仕事はちゃんとしている。
FW：秋山真緒・河西結心 2トップならポストプレーヤーにシャドーストライカー、電柱に衛星、そういう組み合わせがオーソドックスだろうが、ここは敢えて同タイプのオールラウンダーを並べてみた。中山と高原。切磋琢磨するライバルにして同僚。2トップのコンビネーションで点が取れます。
