パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1「第27節・FC東京戦」

2005/10/15放送、主審:砂川恵一、実況:田中朋樹、解説:木村和司
仕事から帰宅し、録画した試合を酒飲みながらというのもあるのだろうが、見ていて楽しい試合だった。後半電池切れすると分かっていても、前半15分は前からプレッシャーをかけて相手のペースにさせない。その後は、FC東京が相手だと球際が厳しい感じにならず、お互いの良い面を引き出し合う風なのでリズムが出る。それからベットがいないと、やはり意外性には欠けるけど、全員が同じピクチャーを描くので、それも心地よい。最近は前俊がいるので、ファンタジー不足にもならないし。相手の両SBが攻め上がってこないので、茂原とハンジェが大木さんよりも高い位置から相手DFにプレッシャーを掛けるシーンもあった。
恐らく練習通りのパターンでボールを奪って攻め、広島らしくゴールを決めたかと思えば、失点も広島らしかった。相変わらずサイドから逆サイドのファーへのクロスに対応出来ないというか、大抵一番遠い選手をフリーにしてしまうのだけど、そういう約束事で守っているとしか思えない。駒野は代表の試合でも、広島と同じ感じで対処しているように見えるが、SBがスライドしてCBになる場面では正直怖い。
「同じパターンでやられるな!」「成長がない!」という声も多々あるだろうが、基本的にリーグ戦は同じことの無限ループ。実力伯仲している対戦相手だと、そのなかで相手のゴールが外れたり、奇跡的なゴールが決まったり、といった少しのスパイスが勝敗を分けるのではなかろうかと。
カズがゴール前まで持ち込んだ時は「どうせシュートは入らないから」と斜に構えていたが、前俊の前にこぼれた段階で「俄然チャンス!」と脳が切り替わるのは、我ながら現金で、カズに申し訳ない。
下田のアクシデントで、佐藤昭がデビューし、ナイスファイトで1ブロック。大きな自信になったのでは。どうせならガウボンの代わりにクワダをベンチに入れといてもよかった。折角だから天皇杯は若手の実験場として、水戸戦は2003年のメンバーに高萩を足してリベンジしよう。