パロップのブログ

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NHK-BS2『アクターズ・スタジオ・インタビュー』「バート・レイノルズ自らを語る」

3/6放送分、2001年制作
フロリダ育ち、軍人の家庭(父は大戦の英雄のち警察署長)、引っ越し多し、8分の1チェロキー族の血、悪ガキ、アメフトでフロリダ州立大、怪我で断念、英文学の授業で演劇に開眼、NYで演出家ウィン・ハンドマンに推され舞台でジョアン・ウッドワードと共演、リップ・トーンとの繋がりからテレビの仕事『スティール・アワー』、リー・マービンの薦めで映画に出るためLAへ。以下取り上げられた映画:61年『奇蹟の天使』(ジョージ・ハミルトンと知り合う)、70年代『トゥナイト・ショー』のホスト、『脱出』(ジョン・ブアマン監督、ジョン・ヴォイトと共演)、ヌード写真で話題、『ロンゲスト・ヤード』(刑務所が舞台のアメフト映画、ロバート・アルドリッチ監督)、『ゲイター』(初監督)、オーソン・ウェルズイーストウッドと親しい、『トランザム7000』(知り合いのスタントマン/ハル・ニーダム監督脚本、サリー・フィールドと共演&恋)、『グレート・スタントマン』(ハル・ニーダム監督、伝説的スタントマン/ダー・ロビンソンに捧ぐ?)、『結婚ゲーム』(シリアス路線への転換計る)、『トランザム7000VS 激突パトカー軍団』(私的にフィールドとの別れ)、『シャーキーズ・マシーン』(監督として高い評価)、『結婚しない族』(ゴールディ・ホーンと共演)、『シティヒート』(イーストウッドと共演、大怪我してブランクの原因)、テレビシリーズ『Evening Shade』(やや復活)、『ブギーナイツ』(奇蹟の復活)、ジョージ・ディセンゾが演技の師匠らしい
70年代アメリカのセックス・シンボル、アクション映画の雄から、79年の『結婚ゲーム』で演技派の称号を手に入れ、81年の『シャーキーズ・マシーン』で監督主演兼ねるタイプとして認められれば、スター性と作家性を兼ね備えた「ミスター・アメリカ」になれたのかもしれない。ある意味クリント・イーストウッドになり損なった人。プロフィールを検索するなかで、あの『キャノンボール』『キャノンボール2』(全盛期レイノルズ映画はこれらしか観た記憶がない)が『トランザム』シリーズの流れを汲むニーダム/レイノルズ作品だった事が判明した。もちろん番組で取り上げられたりはしないが。
70年代映画といえば、『タクシードライバー』や『地獄の黙示録』なんかが代表的に取り上げられるけれど、ああいうのはスノッブなとんがった人たちに大受けだっただけで、興行的にはレイノルズ主演の娯楽映画の方が当たったのではないかと思うのだが、当時の空気を知らないので分からない。ただ上記の映画群を今見たいと思っても、一番商品化されにくいタイプだろうとは思う。
その空気が感じられるサイト:
ブロンソン原理主義
http://charles-bronson.hp.infoseek.co.jp/menutop.htm
内の「シャーキーズ・マシーン」
http://charles-bronson.hp.infoseek.co.jp/Sharkysmachine.htm
が興味深い。