パロップのブログ

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NHK-BS2『アクターズ・スタジオ・インタビュー』「シシー・スペイセク自らを語る」

3/7放送分、2002年制作
テキサス州ダラス近郊の街クイットマン出身、曾祖父がモラビアチェコの一部)から船でテキサスへ、モラビア読みだと「スポチェク」、母方はイギリス/アイルランド/ドイツ/チェコ系、幼少時は上の兄達とともに自然児、高校でチアリーダーやミスコンチャンプ、従兄弟のリップ・トーン&ジェラルディン・ペイジ夫妻(二人ともアクターズ・スクール出身)を頼ってNYへ、最初は歌手希望、リップの勧めでアクターズ・スクールへ、以下取り上げられた映画:『ブラックエース』(ジーン・ハックマンリー・マービンと共演、タイプキャストの典型)、73年『地獄の逃避行』(テレンス・マリック監督、業界の注目、美術監督のジャック・フィスクと結婚)、『キャリー』(デ・パルマ監督、大ブレイク、オスカー候補)、『Verna: USO Girl 』(テレビドラマ、タップ披露)、『歌え!ロレッタ愛のために』(オスカー獲得)、『Raggedy Man』(夫フィスク監督)、『ミッシング』(コスタ・ガブラス監督、ジャック・レモン共演)、『'Night Mother』(アン・バンクロフトと演技合戦)、『ロンリー・ハート』(ベス・ヘンリー監督、ジェシカ・ラングダイアン・キートンと演技合戦)、『イン・ザ・ベッドルーム』(トッド・フィールド初監督作品、トム・ウィルキンソンと演技合戦)
何年か演劇学校に通っていたようだが、NY系に多い舞台で実績積んだ人ではない。番組内の話は平凡というか退屈で「オレの話で全員釘付けにしてやる!」的なスターオーラもなく、出たい映画がなければ農場に引っ込んでいるライフスタイルといい、「演技」という部分でのみ「天才」なのだろう。
番組内では『キャリー』よりも何よりも『歌え!ロレッタ』の扱いが大きい。確か『歌え!ロレッタ』でオスカー獲っているが、日本でそれほど評価を聞かない。おそらくまだ存命の国民的歌手の伝記映画ということで本国では過大評価され、日本ではアメリカにおけるカントリー系映画の重みを評価する土壌がないのでスルーされている、と。