パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1『ワールド・ドキュメンタリー』「ハリウッドの真実(Hollywood, Inc.)」

2003/1/2,3,4放送、第1回・危険な投資、第2回・ヒット作と失敗作、第3回・成功の方程式、英・2002年、BBC&ダーロウ・スミッソン・プロダクション制作
昨年放映された時は録画に失敗。正月に再放送されたのを、まとめて見る。イギリス制作らしいハリウッド映画に対する皮肉たっぷりのドキュメンタリーかと思ったら、普通にハリウッド映画に関してプラン立てから公開(2001年「夏の商戦」)までを、裏エピソード満載で素直に同国人へ紹介する番組だった。多分イギリス人も上の方の連中以外は普通にハリウッド映画が好きで、それをこき下ろすような事はしないのかもしれない。個人を除くと取材に協力したのはドリームワークスと20世紀フォックスが主だったようで、ドリームワークスが『グラディエーター』や『アメリカン・ビューティー』の思い出話や『シュレック』の戦略、20世紀フォックスが前社長ビル・メカニック時代の『タイタニック』や『メリーに首ったけ』の成功、『Xメン』公開の同時進行など。メカニックは『ファイト・クラブ』問題でルパート・マードックからクビにされる。『ベスト・フレンド・ウェディング』が試写会の不評から取り直しをした事、『ザ・メキシカン』が宣伝に失敗してコケた事、脚本の混乱などコケる要素が揃った『チャーリーズ・エンジェル』がそれなりに勝利を収めた事などのエピソードが面白かった。