パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第26節・名古屋グランパス戦」

2005/10/7再放送、主審:西村雄一、実況:上野晃、解説:浅野哲也
シーズンも終わりに近づくと、チームでやることは大体同じだし、何週間も前の試合を熱心に見るのはなかなか難しいので、「昨日見た日本代表と同じダイアモンド型の4-4-2だなあ」などと比較しながら、ダラダラと90分。左右のサイドハーフというのか、スリーセンターハーフの左右というのか、あのポジションを、海外組を含めて普段からクラブでこなしている選手はなかなかいないような気がする。サイドバックの上下動タイミングよりも余程サッカー脳が必要なのではないかと。というか今後も代表があの形でいくのならば、マジで右SHに茂原を推薦する。
ベットに替わって入ってきたとき、一誠の位置は左SHだったはずだが、恐らくはガウボンが入ったあたりから右の前俊と並ぶ2列目の位置へ上がったように見えた。茂原がカズと同じ高さまで下がってボックス型の4-4-2に変更。正直、ダイアモンド型よりもこっちの方が安定感があったと思う。カズの自由度も増すし。「それだったら一誠よりもクワダの方が適任かも」と言いたくなるところだが、中盤の最後1枠を、前とか後ろとか適性に関係なく、もっとも体と心がきれている者に与えるのも良い。今は試合に出る資格を巡って、クワダ、一誠、高萩辺りで枠を争うというのも楽しいし、そんなユーティリティ的訓練を積んだ彼らが、いずれ同時にピッチへ立ち、ムービングサッカーを魅せてくれる日を考えると更に楽しい。
前俊を除けば、この試合で一番ワクワクしたのは、73分のカズから寿人へのロングパス。相手選手のトラップミスでボールがたまたま(のように)カズの足元へ転がってきたのだから、寿人も動き出すタイミングが難しかったはずなのに、受け手と出し手のイメージが見事にシンクロしていた。また、カズの狙いも「もう秋田さんは、寿人の裏へ抜ける動きとハイボールを同時に視界へ収めることなど出来まい」と言わんばかりだった。