パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

『BSドキュメンタリー』「帰還を待つ家族〜アーカンソー州兵・イラク駐留」

2005/2/5放送、50分、取材:クレイグ・ルナウド/ブレント・ルナウド/ジョン・アルバート、構成:遠藤長光、制作統括:片山純一/北川恵、共同制作:NHKエンタープライズ21/NHKエンタープライズアメリカ、制作・著作:NHK
NHKアメリカが制作するアーカンソー州兵シリーズの第3弾。第1弾(http://d.hatena.ne.jp/palop/20040214#p1)、第2弾(http://d.hatena.ne.jp/palop/20040707#p1
2003年秋の時点で州兵を継続的に取材しようと考えた発想にも拍手だし、ここ最近では出色の自社製ドキュメンタリーだと思うのだが、NHK公式サイトをみると、放送当日になってもトップページで宣伝するようなことはないし、番組紹介文も、

アーカンソー州の市民兵士、「州兵」たちがイラクへ派遣されて1年余り。人口7千人の農村の町クラークスビルからも57名が派遣されたが、5名は負傷等で故郷に戻った。農業、牧師等、それぞれの仕事を持つ州兵たちを故郷で待っていたものは、後遺症と家計の重圧。州兵のイラク駐留が家族にもたらす波紋と葛藤を描く。

と通常と比べてもやる気がない短文。現場の取材者ばかり力が入っているだけで、NHK中枢部からは厄介者扱いされている予感。
第1弾にも登場していた、武器を持たすと絶対にやばそうな兄ちゃんドニー、牧師のジョー、奨学金のために州兵に登録していた聡明そうな若者マット・ハートラインの3人に密着。この中ではマットのみ、過去の放送での印象がほとんどない。休暇で故郷に帰り、また戻るという今回の取材にぴったりの人材だったので大抜擢か。