パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1『BSドキュメンタリー』「イラク・混迷のなかを生きる〜遠藤盛章・バグダッド1年の記録」

2004/7/13放送、50分、撮影・報告:遠藤盛章、取材:渡辺裕一、構成:白石章治、制作統括:北川恵/藤井勝夫、共同制作:NHK情報ネットワーク、制作協力:阿羅漢/伊江敬和、制作・著作:NHK
NHK本サイトよりも、NHK情報ネットワークの紹介ページの方が詳しい。
http://www.nhk-jn.co.jp/002bangumi/topics/001/001.htm
撮影者の遠藤氏を映した映像があるということは、そこにカメラがもう1台あったわけで、それがNHK側かと思ったが、どうやら遠藤氏も渡辺氏も「DNA」(http://dna.yeyey.net/new/index.html)というフリーの映像ディレクター集団の一員なので、お互いがお互いを撮り合っただけで、NHKは取材にいっていない様子。
番組内で遠藤氏が取材していたバグダッド南西の学校だが、私の記憶違いでなければ、『ETV特集』「イラク 占領下に生きる」(http://d.hatena.ne.jp/palop/20040515#p1)で後藤健二氏が取材した学校と同じだと思う。やはり、良いとこの子が行く警備員も雇えるような学校でないと、取材するのは難しいのだろうか。
遠藤氏が2003年4月に拘束されたエピソードは同年10月にフジテレビで放送されたようだが、関東人でない私は未見。
http://www.fujitv.co.jp/jp/nonfix/index2.html
渡辺氏の「アフガン戦争取材と報道革命」という記事が面白い。速報的な取材と長期に渡るドキュメンタリー的な取材をうまく分けているのだろう。
http://db.bunkanken.com/journal/journal_data.php3?id=58
渡辺氏のイラク取材日記もある。3月30日付に次のような記述。

日本メディアも来てる、と思ったら、某放送協会カメラは現地人クルーがまわしてる。
日本人は来ないわけですな。
http://iraq.exblog.jp/113633/

そんな皮肉を言っても、某放送協会は取材の成果を買ってくれるのだから、まあ御互い様。命を張っただけ映像の価値も上がる。