パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

ボブ・ゲルドフほか

22時からBS1でやっている「世界のリポート」で、84年にBBCが取材したエチオピア飢餓の映像、映像に衝撃を受けてバンド・エイドライブ・エイドを立ち上げたボブ・ゲルドフの現在、そして現在のエチオピアの飢餓の映像などをやっていた。ちょっと見「当時は悲惨な映像を見て即座に反応する善意の人々が沢山いたのに、今は誰もが他人の痛みに無関心だ」なんて印象をもちそうな作りだったけど、実際には悲惨映像に頼らなくても、今や世界中のあらゆる問題を国連やらNGOやらが把握していて、あとは当事国の政府が何とかするしかないってところまで援助するシステムがきちんと出来上がっているから、センセーショナル報道が減ったのだと思う。この20年、世の中のシステムは確実に良くなっている。自分は当時小学生だったから空気感が分からないが、先進国の大人は誰かの犠牲の上に豊かな生活を送っている事に後ろめたさがあったのだろうか。ライブ・エイドの映像は2度とソフトとして金儲け出来ない契約になっていたらしいが、この番組をみる限りBBC制作部分(というか自社制作部分)に関しては多少融通が効くようだった。当時はまだ家庭にビデオデッキも普及していなかったし、兄貴は昼間も学校に行きたくないってごねてた記憶がある(テレビの前でテープレコーダーを回していた記憶はない)。