パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS2『地球俳句』「クロアチア〜戦火を越え生命をうたう」

2003/1/23放送、コーディネーター大塚真彦、構成:安原歩、プロデューサー:本間岳史、制作統括:高瀬雅之/深代卓郎
『ETV2001』「バルカン俳句紀行」(2001/2/16付参照)で取り上げたクロアチアでの俳句ブームと、『世界わが心の旅』「サラエボ〜霧の中の演劇を探して」(2002/1/13付参照)でサラエボを旅した木野花氏をくっつけた企画。プロデューサーは『世界わが心の旅』と同じ。最初の10分見逃したので、旅の設定がよく分からないのだが(流石に同じ旅の未発表部分という事はないと思う)、「バルカン俳句紀行」は戦後の重さを強調し過ぎで、見ている方もうんざりする部分があったし、『世界わが心の旅』は木野氏の人生鬱がこちらまで伝わってきて、見ている方もうんざりする部分があった。今回は場面転換が多くて一カ所でウジウジ語られる事もなく、楽しい俳句作り小旅行の集合体という作りが良かった。「俳句作りの楽しさ」を見せながら、その背後に町の状況、人々の心境みたいなのが微かに見えるくらいが丁度良い。ただ「番組中あれだけセルビア人側を悪者にしておいて、BGMが『アンダーグラウンド』かよっ」というツッコミは入れておく。どうでもよいが、爺さん婆さん主体の地域俳句会であんなにキュートな女の子たちが集まるのは羨ましい。俳句がださくないからというよりは、地域の他人大人と交流があるというのが重要。現地で取材のコーディネーターをしている大塚真彦氏のサイトはこちら(http://www.pluto.dti.ne.jp/~katu-jun/yugo/)。