WOWOW『隣のヒットマン（The Whole Nine Yards）』（1/22放送分）。「笑えないコメディ」という評判を聞いていたが、これはコメディではなく、フィルム・ノワールの変種／パロディ。冴えない男がファム・ファタルと出会って人生が変わる話。それを現代に置き換えたら、今時トレンチコートにハードボイルドでもないだろうってところか。全体的には好きな出来。一般日本人が笑えない「小粋なアメリカンジョーク」も個人的には爆笑出来るし。テデスキだからイタリア系かと思ったらマジャール系。イタリア系をマフィアに描いたドラマを作ると「民族偏見を助長する」などと抗議が来るが、シカゴ北部のハンガリー系はマフィアという設定はOKらしい。「東欧っぽい顔なら良いだろう」という事で、マフィアの親分ヤンコにケビン・ポラック。「歯科医は自殺願望あり」というネタはアメリカでは常識なのか（「バーブラ・ストライザント好きはゲイ」みたいの）。舞台はカナダの都市らしいが、パッと見て分からないし、敢えてその設定にした意図も分からない。検索結果：監督は『いとこのビニー』の人らしい。何となく納得。
フジ系（2/1放送）＆BSフジ『アーセナル対フラム』はスルー。
