パロップのブログ

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BS-i『第26節・ヴァンフォーレ甲府戦』

2006/10/7放送、実況:新夕悦男、解説:相馬直樹
前半は風下だし、2点くらい取られるのも覚悟していたら、開始5分の猛攻を何とかしのぎ、意外と守りきり、後半も10分くらいで甲府の足も止まり始め、これはいけると思ったら、残念ながらこちらの足も止まり、どうにかドローに持ち込めると期待したところで、最後はモリツァがバレーを捕まえて欲しかったと思うけど、まあ仕方ない。そろそろミシャも「何で日本人は終了間際のミスしてはいけない場所でミスをするんだ。あれほど『もっとタイトにマークしろ』と指示したのに…」という多くの外国人監督がぶつかる壁に当たっているかもしれない。浩司もシュートを打たずに転けていればPK貰えたかもしれないけど、そういう姿勢を奨励するわけにもいかない。それでなくとも、寿人や駒野は最近Jリーグレベルに合わせたファールの貰い方をしているような感じがするし、もっと高みを目指して貰わねば。今日の上川氏はちょっと広島に優しかったかもしれない。
この数カ月、右肩上がりで成長してきたミシャ広島も、ここに来てやや頭打ちか。個人的には、後ろでブロックを作って強力なFW2枚を活かす今の5-3-2は現時点での最善だろうと思うが、更なるスペクタクルへの産みの苦しみであるように願う。青山が素早く前へ運ぶのではなく、もっとサイドが上がる時間を稼いだ方が良いのか、それとも中盤の3枚がもっと流動的に役割を交換しながら、青山が相手のエリアへ進出したり出来た方が良いのか。固定メンバーでずっとやっているから、抜擢組の疲労も積もっている頃なのか、柏木のキレも以前ほどない印象も受ける。京都福岡C大阪のワンダー3との直接対決は必勝だけど、後はターンオーバーでもOKというか、累積リーチが多いから自然とそうなりそう。
甲府は攻めの約束事が訓練されている感じがオランダ代表っぽくて、同じリズムで攻めて来られると結構守りやすいし、技術的なミスも発生するので、広島は守りきれるのではないかと思ったのだが、なかなかそうもいかない。その中で流石、林健はリズムに変化をつけていたし、これに倉貫と藤田が加わると一層アイディアのあるチームになるのだろう。