パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1「天皇杯準々決勝・FC東京戦」

2007/12/23放送、実況:栗田晴行、解説:山野孝義
明日24日の11時から、広島スタジアム全日本女子サッカー選手権の準々決勝2試合が行われるので、暇な広島人は是非。特に第2試合は1部リーグの4位対5位だから白熱するはず。元旦国立に行く人には、前座試合の予習にもなるだろうし。

槙野が続行不能のサインを出したのは、吉弘を出場させるための嘘申告だと思ったが、それが「来シーズンも一緒にやろうぜ」という呼び掛けなのか、「このメンバーでサッカーするのもこれが最後かあ」という思い出づくりなのか、今一つチームの雰囲気が読めない。
平繁がへばってボールをキープし切れていないと思っていたら、的確に交代したので笑った。サブメンバーで臨んだナビスコ杯予選辺りでも割とまともな交代をしていたし、選手の見極めが出来ないわけではなさそうなのが逆に歯痒い。
3バック内、特に左右の2人のボール回しが少し怖い。ボールをもらう前にフリーな選手を探しておいて、詰められる前にボールを放して欲しいのだが、どうも詰められると余計に視野が狭くなって手榴弾の押し付け合いと化す。J2だとドン引きの相手に攻めあぐねてカウンターを食らう心配をしている人が多々いそうだが、最近のJ2は下位でも秩序立ったアクションサッカーをしてくるらしいし、意外と前線からプレッシャーをかけられて慌てる場面の方が多いかもしれない。それはともかく前半31分の盛田から駒野に出たサイドチェンジは精度が高くて笑った。フリーの選手からフリーの選手へ出すのならば、あれくらいのキック精度はみんな持っているのだろうし、そのためにも走らなければ。
カズとコンコンのマッチアップは面白かった。1年でスライディングが上手くなった人と上半身が強い人とが、各々の得意な環境に持ち込もうとやりあっていたような。アリ対猪木風。
一誠は中盤を2人で分担すると逆に混乱して仕事が分からなくなるから、むしろ1CMFにして負荷をかけた方が本人も気分良く動けるような感じがした。

試合とは関係ない話。高萩と青山は両立するのか。素晴らしい視野とセンスを持つため地蔵系だと思われがちだが結構走力もある高萩、1CMFを勤める守備力と力強さがウリなようだがガットゥーゾや啓太のようなボール狩り系ではない青山。発想の豊かさやサッカーの面白さを見せるなら高萩だが、当たり前の所に当たり前のパスを正確に出すなら青山かもしれない。どちらにせよ、仕事の過程が違うだけで仕事内容は同じ、プレースタイルは違うけど役割は同じという印象があり、仮に自分が監督なら同時起用を躊躇うような気がする。ミシャが恐らく強固さを選択して青山>高萩にしたのも理解出来る。もし高萩が出場機会を求めて移籍するとしたら、それはツインズや戸田、柏木ではなくて青山の動向次第ではないだろうか。個人的には広島のフレブと広島のセスクが同時にプレーしているところが見たい。共存出来るはず、というか共存させてくれ、共存させられる監督にしてくれ。もちろん2人とも出て行くというオチだけは勘弁して欲しい。