2005/11/13放送、実況:倉敷保雄、解説:渡邉一平
このカテゴリーの前回エントリーで「代表キャプテンに復帰したネドヴェドは〜」と疑いもなく書いてしまったが、ゲームキャプテンはスポット参戦のネドヴェドではなくガラセクだった。謝罪して訂正。ということはネドヴェドは会見に出なくてOKだったのだろうか? この日のプレーはボールを失う場面も多かったが、簡単に放すよりもワザとリスクチャレンジを選択しているような感じでもあった。何にしてもネドヴェドさんには怪我無くユヴェントスに帰って頂かなければならない。
ロシアリーグの実態を知らずに憶測で言ってしまうが、日頃から「金のためにロシアへ行った選手なんて代表に呼ばなくてもいいだろ」くらいに思っていた割に、この日のピッチをみると、イラネクやらヤロシクやらロシアの凍土経験者を起用しても良さそうだと思った。ちなみにサブCKにブラゼクではなく、キンスキを入れたのもそれが理由ではと推測してみるが、単なるブラゼクの怪我かもしれない。如何せん情報が無い。
個人的にはネドヴェドが中に絞って左サイドに一本道を作ってやるのがヤンクロの一番良い活かし方で、逆にネドヴェドとスミチェルを併用するとヤンクロの持ち味がかなり減ると思っている。だが、この日は元々SBは安全運転をするべき試合だったので、ヤンクロもほとんど上がらずにうまく守備をこなした。ただ80分過ぎに一度猛然と上がったヤンクロ、かつてCLのロスタイムで上がったバレンシアのカルボーニ並みの勝負勘を発揮してみたのだろうか。
バロシュ→ポラクで、ネドヴェド/スミチェル/ロシツキ/ポボルスキが順番にトップへ顔を出す、夢のゼロFWが発生。4-6-0、杉山茂樹風に4分割すると、4-2-4-0のフォメ。生粋のFWよりも魅力的なMFが多い日本代表で一度試して欲しいと思っていたが、先を越されてしまった。
ボルフが怪我をしている間に、同じリーグアンに所属するロゼフナルが代表に定着か。同じくリーグアンに所属していたのにチェコへ帰ってしまったドロブニやら、ロシアで金儲けしてるフブシュマンとは差が付いてしまった。マレシュも召集はされていたようだが、やはりロシアリーグではダメなのか。
セカンドレグは、チェコのびっしり守ってカウンターをみてみたい。個人能力的に上の方が守ってカウンターをすると、面白いことになりそう。プロ選手が魅せることよりも勝つことを大っぴらに優先させても許されるのがプレーオフ。8人でブロックを作り、2トップにはバロシュとロシツキのドリブラーとか。ノルウェーのボールを回させてベタ引きのチェコが見られるのは、プレーオフだけ!