パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS-hiでイタリア戦

2006/6/23初回放送、実況:田代純、解説:山野孝義
世代交代に失敗したなんて揶揄されているけど、終わってみれば、米国戦はユーロ96世代最後の輝きで、大会中にしっかり世代交代出来たということ。今日のピッチに立っていたのは、ネドヴェド、ポボルスキ、スタイナーを除くと、2000年シドニー五輪世代と2002年U21欧州チャンピオン世代で構成された欧州予選通過ギリギリレベルの好チーム。WC2002に出られなかったツケを払いつつも、ネドヴェドからプラシルまでの幅広い世代があらかた満足出来る大会になったと思う。まあまあみんなサバサバしているように見えたし。
返す返すも残念なのは、最後の輝きとなった米国戦を現地でみた日本人ライターが少なかったこと。現地で見たのは、終了後に「参考にしたい」とコメントしていた解説の関塚氏と、自腹を切って観客席から観戦した元サンフレッチェ広報氏くらいか。ネットの記事はほとんど読んだし、今日の仕事帰りに雑誌も立ち読みしてきたが、みんな裏カードの日豪戦へ行っていたらしい。需要と供給の摂理とはいえ、もう少しへそ曲がりがいても良さそうなものだが。自称チェコ代表ウォッチャーとしていえば、米国戦のようにあれだけやることなすこと全部ハマった試合なんて、実のところそうそうない。初戦の評判を聞いて、慌ててのこのこガーナ戦に足を運び、それだけみてあーだこーだ言われると、妙に悔しい。
 今日の試合に関していえば、バロシュはまだ無理だったのだろうし、大会を通してポボルスキとヤンクロフスキの調子が上がらなかったのが残念。怪我人がどうこうより痛かったかもしれない。敢えて選手起用をいえば、スタメンでハインツかスタイナー、相手も疲労している後半半ばからバロシュとポボルスキを投入すれば良かったのかもしれないが、それはまあ結果論。
ヤロリムはハンブルクっ子を味方につけてくれるかと思って起用したのに、あまり歓声もなかったな。
ネドヴェドはイタリア関係者の方が親しそうにみえた。それに比べて、ヤンクロはミランにいることすら忘れられてそうだった。
結局GK以外で1度も出場の機会がなかったのは、マレシュとイラネクの両SB控え。最後の方は、マレシュを入れてヤンクロを1列あげる手もあっただろうが、それもまた結果論。

さあ、次はユーロ2008を目指して頑張ろう。