パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

『BS世界のドキュメンタリー』「サッカー界の光と影(The Beautiful Game)」

2004/10/18,19放送、50分×2、構成:アンドレアス・ロクセン、制作:バスタード・フィルム(デンマーク・2004年)、前編〜移籍ビジネス・暗躍する代理人、後編〜 イタリア・選手を脅かす“薬害 ”
番組中の字幕スクリプト

イギリスのサッカー界には、不透明な移籍取引に有力なクラブチームの上層部が関与していた忌まわしい過去があります。1993年、元イングランド代表の監督は、プレミアリーグトットナムがある選手を獲得した際、もう一人のクラブの監督と7万ユーロ(およそ960万円)を山分けしていた事が暴露されました。1995年には、アーセナルのジョージ・グラハム監督がデンマークの選手の移籍で30万ユーロ(およそ4000万円)の賄賂を受け取り、摘発されています。

を副音声で聞くと「トットナムの監督テリー・ベナブルズはノッティンガム・フォレストからテディ・シェリンガムを獲得する際、ノッティンガムの監督ブライアン・クラフと山分け云々〜」と実名報道されている。これに「ジョージ・グレアムはデンマーク人MFジョン・“ファックス”・イェンセンの移籍で〜(ちなみに愛称のファックスは好きなビールの銘柄Faxeにちなむらしい)」と続く。
関係者5人のうち、日本語版でジョージ・グレアムだけ実名なのは、日本語字幕担当者がアンチ・アーセナルだからなのか。或いは詰まらないサッカーをしたグレアムを恨むアーセナルサポの可能性もある。トットナムの監督時代に恨みを買った可能性もある。
それは冗談として、多分ベナブルズはサッカー協会から道義的訓戒を食らっただけで済み、グレアムは司法で社会的に裁かれた記憶があるので、その差だろう。しかしこの事件、日本でも結構報道された記憶があるのだが、検索しても全然出てこない。