パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

『BSドキュメンタリー』「アフガニスタン国軍〜203部隊の1ケ月」

2007/4/28初回放送、50分、取材:遠藤正雄、撮影:立石正勝、ディレクター:青木亮、プロデューサー:熊谷均、制作統括:藤井勝夫/宮下弘、共同制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK日本電波ニュース社
アフガンとパッキーの国境に近いパクティア州(Wikiだとパクティヤー州)ガルデス市(Gardez City…ガルデズで検索した方が正確にヒットするかも)だから多分タリバンの活動が一番活発な地域で、2007年1月から(恐らくタイトルにある通り)約1カ月の取材。2006年9月には州知事が爆死している。
よくある「米軍はどこに行っても自分達の価値観で押し通して問題を悪化させる迷惑野郎だね」という話かと思ったら、意外に「米軍は早く撤退したくて現地の慣習に従って事を収めようとしているけど、思い通りにいかなくて正直同情するよ」という印象。これほど米軍に好意的なドキュメンタリーはなかなかお目にかかれない。
ディレクターにしてみれば「まずはあまりニュースにもならなくなったアフガニスタンの現状を伝えなければ」という意図かもしれないが、左派ドキュメンタリストからは「そもそも米軍がアフガンに駐留していること自体がおかしいという批判的視点が足らない!」「もっと攻撃されるタリバンの側から見るべきだ!」と糾弾されてもおかしくない。

数カ月前から4/28の放送予定は「ポーランドから“人が消えた”」だったのだが、録画を再生してびっくり。放送枠から“ポーランドが消えた”。