2006/9/2初回放送、50分、撮影:前川光生/ソムサック・ティンターヴォンスワン、取材:遠藤雅雄/古賀美岐、リサーチャー:田川求、ディレクター:櫻木まゆみ、プロデューサー:熊谷均、制作統括:藤井勝夫/花房周一郎、共同制作:NHKエンタープライズ、制作・著作:NHK/日本電波ニュース社
ナレーションが素人読みの女性だった。恐らく取材の古賀氏かディレクターの櫻木氏だと思うが、たどたどしい読みで臨場感を出そうとする手法は、最近では珍しい気がする。
マオイストの指導者プラチャンダ氏にインタビュー出来たのは希少なのだろうが、素人にはあまり有り難みが分からない。
マオイストのルーツといわれる村にある壁画には、マルクス、エンゲルス、レーニン、スターリン、毛沢東が描かれているのだが、ナレーションではマルクス、レーニン、毛沢東しか読まれなかった。エンゲルスはマイナーだからダメー、スターリンは独裁者だからダメー、ということか。製作者の世界観・歴史観が窺える。
ラストは「マオイストが宣言している停戦期限は10月26日です」で終わる。放送は9月なのだが、結局どうなったのか、ネットで検索しても11月3日現在の最新情報が出てこない。