パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS-hi『ハイビジョン特集』「アフリカ2005年〜何が起きているのか」

2005/10/25再放送(初回放送9/27)、110分、取材:新延明/吉田卓哉、撮影:竹内秀一/持田立、コーディネーター:中野智明/寺尾亮哉、ディレクター:草川康之/日置一太、制作統括:棚谷克巳/桜井均
どうやら、今年7月に4回連続で放送された『NHKスペシャル・21世紀の潮流』「アフリカ ゼロ年」(各50分)の焼き直しのようだ。自分は見逃した。ちなみに「アフリカ ゼロ年」は1回目がスーダン、2回目がナイジェリア、3回目がモザンビーク、4回目が南ア。同番組を制作したメンバーは、取材:小阪田和也、ディレクター:日置一太/新延明/大森淳郎/吉田卓哉、制作統括:桜井均/二村伸/角英夫/棚谷克巳。

NHKサイトの予告には、

番組では、アフリカ内戦の象徴といわれる「子ども兵」を生み出したモザンビークの長期取材、見捨てられた紛争・ダルフール危機の最前線からの報告、そして、資源の収奪に苛まれ続けるナイジェリアの歴史的な分析を通して、これまでにないスケールで、世界史的な視点からアフリカの内戦の内実を提示する。なぜ、アフリカの内戦は繰り返されるのか、どうすれば、悲劇の連鎖を断ち切ることができるのか、スタジオでの議論もふくめて、考えていく。

とあるが、ここからモザンビーク(少しあったかもしれない)とスタジオでの議論がなくなり、南アフリカ共和国エイズ問題が取り上げられる。せっかくハイビジョンで放送するのに、ロケ映像をカットしてまでスタジオ収録を流すのはもったいないので、無くしたのは好判断。資料映像は4:3、独自取材映像は16:9になるから分かり易い。

以下に、桜井氏が2001年10月に行った講演のレポートが掲載されている。氏の問題意識というか、番組作りの狙いが何となく伝わってくる。
http://members.jcom.home.ne.jp/katori/sakurai.html