パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1「日本U23対バーレーンU23」

2004/3/14放送
石川を入れるならば、那須に代えて石川を右サイドへ入れ、徳永を1つ後ろにしてセッターバック(或いは根本/徳永とともに4バック)が良いなあと思いつつ、サイドの選手を守備型から攻撃型にするのは定石。守備的MFに代えて攻撃的MFを入れるのも定石。田中闘の交代という誤算がなければ、大久保の投入も可能だったのだろう。と、采配に同情してみる。
オサレ松井を投入した意図が「とにかく最前線の後ろでフラフラしながら得点に絡め」なのか「最終ラインの前からパス&ゴーしながら、全てのボールに絡んでリズムを作れ」だったのかは、その後のプレーを見た限り不明だった。結局、前田がほとんど今野と同じところまで下がっていた割に、松井がゴール前近くにいる風でもなかったし。
1月に阿部が選ばれなかったのは怪我をしていたからで本来はレギュラーだと思っていたのだが、結局田中闘のサブ扱いなのだろうか。チームのバランスを考えると、田中闘より阿部の方が明らかによいだろう。と言いたいところだが、平山と田中闘が抜けると見事なまでにかつてのこのチームに戻った事を考えると、なかなか言い切れない。前田が入って、以前の「無駄にパスが回って点が入らない」が帰ってきたし、ファンタジー青木の不在が寂しい。
ついでに言うと、平山は一応アップしていたけど、あの状況で投入されなかったという事は、腹痛から回復していないのだろう。
中1日で3試合、ベンチには20人しか登録出来ない、という設定のなか、松井/山瀬/前田とユーティリティでもない同ポジションの選手を3人も入れる意図がやっと分かった。「山本サッカーで一番しんどいのはトップ下、2人の守備的MFは体力バカにずっとやって貰れば無問題」というコンセプトだったんだ(だから森崎兄さんが外れた理由も納得)。試合展開に即した戦術的変更は、ディフェンダーを一枚削るようなリスキーな事をするのではなく、同ポジションを違うタイプの選手に交換する、というわけか。
田中闘が怪我で、那須が累積警告という事態を前に、意外とユーティリティな選手がいない事が発覚、集団腹痛があったとはいえ、監督の自業自得という気もするが、何にしろ手腕を試すには願ってもない状況か。まあ、鈴木と今野が病に倒れなかっただけまだツキはあるかも。