パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1『ウィークエンド・スペシャル』「世界経済フォーラム in・NY」

昨年からポルトアレグレで、カウンター・グローバリズム・フォーラムが開かれるようになって以来、ダボス会議というのは「金持ちが別荘に集まって、あくどいやり方で儲けたゼニの分け方を相談している」雰囲気が高まったのだが、今年アメリカで開かれる事になって進行をテレビ司会者が務めるなど、ますますショーっぽくなって「感じ悪いね」率25%up(当社比)だったわけだが、映像に出てきた顔触れを見るとボノ、ヨルダン王妃、ポール・クルーグマン、サミュエル・ハンチントンと個人的には面白いと思った。自覚/無自覚は別にして「貧乏人が集まって金持ちの悪口言い合っても影響力なんかないんだよ、バーカ」という姿勢は大切だと思う。我らが竹中大臣は「その時々の空気で意見をコロコロ変える経済素人のパフォーマー」などと散々な事を言われているが、討論会を見る限りイベント事に強そうで、政策立案よりも説明責任能力の方が問われる大臣に向いているような気はする。もっとも放送されなかった部分では、会場からの「日本政府の政策、最悪」なんて質問にしどろもどろだったかもしれない。「冷戦後の世界では価値観の違いが紛争に発展する危険が高くなるから気を付けようね」という論文を「ムスリムを見たら、敵と思えよゴルァ!!」と曲解されてしまった上に、非難されているハンチントン先生、可哀想。