2009/7/11放送、実況:松野靖彦、解説:早野宏史
京都戦は感想を書かず、磐田戦は見てすらいないという惨状だが、せっかく仕事から必死で帰ってきて15分遅れのBS放送を楽しんだので、こっちから先に書くことにする。
…
BS1での放送だったり、観客が多い試合だったり、天王山だったり、重要な試合になると萎縮する傾向がないともいえなかった広島だが、これだけ馬鹿サッカーを披露出来たなら、今後とも放送カードに組んでもらえそう。マルクス対槙野とかあれだけTVの煽りに乗ってくれる組み合わせもそうそうないだろう。後は首都圏から出掛ける気のないグータラジャーナリスト達が埼スタに来て沢山の感想記事を書いてくれることを期待しよう。
ラクちゃんの攻撃はまだしも、ドリブラーに対して当たりにいけず素通りさせる守備は怖すぎる。あの展開なら右側だけでも限りなく4バックのSBか3バックのCBをイメージするような選手をWBに入れて欲しいところだが、現状では槙野くらいしか見当たらない。盛田がいると交代順も違うのだろうが。
身体能力だけはすごいという都市伝説を聞いていた橋内だが、対面の選手ともお互いにほとんど情報がない、従って攻撃有利な状況で一度も抜き切れなかったのでは、さすがに攻撃の才能がないのではないかと疑ってしまう。
青山は相棒がいなくなってプレーレベルが1段階上がったような印象。その中で戸田さんにならった容赦ないプロフェッショナルファールを忘れていないのも広島的でない異質さを感じる。後はミドルシュートが決まるようになれば、ジェラードと比較されるべき存在。今の広島から代表に呼ばれるなら青山だと思うけど、長谷部的か憲剛的かは正直よく分からない。
平繁のファントムドリブルは大木さん直伝。あれはオフェンスファールでも仕方ないか。
広島のディフェンスラインでの回しを追い込むなら森脇方向というのが対策を立てて臨む相手の常套だったけど、段々と森脇のボールコントロールに落ち着きが出てきたような感じもする。ミシャ製矯正ギプス恐るべし。