パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

Jsports「第29節・浦和レッズ戦」

2010/11/10放送、実況:君崎滋、解説:吉田安孝
最近のサカマガだかサカダイにベガルタ千葉のインタビューが載ってて、思い出の試合にナカジと2人でボランチ組んだ試合を上げたりやたらと話題に出てくると思ったら、同い年の同期入団だったのか。しかし同じゲームケーカータイプのトップ下から組み立てるボランチへ下がった選手を2枚並べて機能したんだろうか?

11分、ハギーが左サイドの裏に出したパスがオフサイド、ギシさんかと思ったら槙野だった。見直したら、槙野が上がっていくタイミングでギシさんがステイするタイミングもばっちり。
14分、ナカジ→DFラインの裏を狙う一誠にオシャレな浮き球のパス、リバウンドを拾って自作自演のパスミス。ナカジらしいプレーの連続。
一誠、10分のミカが感じてなかった右サイドへの大きなサイドチェンジとか、17分の抜け出して1対1をGKに当てたシュートとか、調子良さそうで何よりだったのに。
26分、ナカジ→アオ→チュンソンと縦に入り、チュンソン→ハギーとマイナスに落とし、ミカが中に絞ったところでDFが面白いくらいに引っ張られ、森脇の前に広大なスペースが出来、そこへハギーがタイミング完璧にパスを出し、森脇のクロスには逆サイドからギシさん、ポストから動き出してチュンソン、絞ったままのミカ、何故かオフサイドライン上をウロウロしてた一誠と、4人それぞれがらしい動きでゴールに詰める。美しい攻めだった。
失点後、アオのポジションがあからさまに高くなったし、ハギーはスライディングして守備するし、いわゆる華麗で魅力的なのもいいけど、多少無理してハードなのもそれはそれで魅力的。
後半、2トップになると、カズ・アオが槙野・森脇より高い位置でプレーし、サイドからクロスが上がり、2トップの連携からFWがゴール。普通のサッカーだけど、悪くない。悪くないどころじゃない。
だが、2トップ1シャドーにすると、相手サイドバックがフリーパスで出てくる2007年後半の悲劇が蘇ってくるわけで、ふと思いついたのはオシム監督時代のガーナ戦。
(守備時)…李……………
…山岸………………寿人…
………カズ……アオ………
服部……………………ミカ
……槙野…スト…森脇……
守備時は5-4-1のベタ引きでブロックを作り、速攻に切り替える時はサイドに開いている寿人が西川のキックを受け、遅攻になったら2トップ気味になりつつミカの前を空ける左右非対称にしてポゼッションしながら互いにスペースを作り活用する。うまく寿人とチュンソンがポジションを替えて休める時間を作る。浩司とか清水とか大崎とかシャドーストライカータイプは居場所がなくなりそうだし、結局1トップにもシャドーにも守備の献身さは求められるから平繁の戻る場所はないかも。逆にセナ君はすぐに出番が回ってくるかも。
浦和は夏に見た時よりも縦パスは出るしドリブルはあるしで良い攻めをするようになってた。仮に監督を替えるにしても、個人的にはランコ・ポポヴィッチでも来て、浦和・名古屋・広島・愛媛のカルテットで選手の能力や指向するサッカーとの相性を見てお互いに選手を融通し合う関係になったら面白いのにと思ったりする。まあポポヴィッチに関しては、木村元彦氏なんかが「トリニータの最後は10戦負け無し!名監督!」って煽っているけど、あの手のサッカーは秋口から冬にかけて好調なのが割とデフォで「夏場は乗り切れるのかよ?」という処を疑ってかかるべきかもしれない。

第479回totoは、1ダブル200円で13分の7当たり。