まさかウィンブルドンの試合を、柳氏の解説で、しかもサフィン贔屓満載の解説で見られる日が来るとは思わなかった。長生きはしてみるもんだ。奇跡は起きず、予想出来た完敗だったけど、自分が集中してテレビを見る事が出来るのは120分が限度だったろうし、何もかもが程良かった。
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昔、ナンシー関だったか中野翠だったか忘れたけど、川合俊一を「頭の中の物差しがバレーボールしかない。あらゆるものをバレーボールで例える」みたいなことを書いていた記憶がある。ETV『知るを楽しむ』森達也編の第1回を見て、それを思い出した。あらゆる事象が「虚と実は近いんだよ」「世界は複雑なんだよ」という最近の自説に還元されるという。それならナレーションの「彼は胃ガンで死んだ」の後にも「でも、それも嘘かもしれない」ってつけろよ、本当の事実なんてないんだろ、と言いたくなる。1人の人間の中で「Aという考えもあればBという考えもあるな」と逡巡することと、Aという人間が賛成してBという人間が反対して社会としてバランスがとれることは別なのに、最近の森氏や綿井健陽氏は、勝手に世間を仮想敵にして「俺はAもBも見ているが、世間がA一辺倒だからBに肩入れするぞ」みたいな逆張りの魅力に囚われているようで、好きな文筆家なだけに残念。
昨年夏、みうなパパのブログで学んだ知識を活用して、今年は室内が暑いからといって風欲しさに昼間から窓を全開にしたりはしない。外気と同じ空気温度にしてしまうと夜になって熱が抜けないらしい。カーテンも閉めて出勤しておくと、確かに帰宅時も部屋がひんやりしているような気がする。外気が下がってから深夜に窓を開けるのはOK。まあ、一番重要なのは、昼間から自宅の部屋にいるような生活をするなということか。
と書いたものの、やはり我慢が出来なくてエアコンを試運転してみた。眠れなかったら困る。暑さで寝苦しくても「睡眠不足なら職場で寝てればいいか」と気楽だった頃が懐かしい。
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キャリアではとっくに同世代のライバルに追い抜かれているのに、未だ信者が絶えないところから“若手アイドル女優界のマエシュン”と呼ばれている黒川芽以ちゃんのカルピスドラマが7日にBS-iで放送されるよ。
私は“ブラボー”でもないのに“ブラボー”と叫ぶような人間ではない。私は時に、君たちに対して厳しい言葉を言うが、それは私のためでなく君たちのことを思って言っている。
例えば、モキュ。お前にはよく考えてもらいたい。お前は日本映画界の中でも特別な才能を持った女優だ。それなのに今、映画に出ていないのは監督のせいなのか?
少し前までお前と同じ場所にいた、お前と同じくらいの才能を持った女優たちは、もう違うステージでプレーしている。その姿を見て、どう思っているのか。
お前は5キロ痩せると10キロ太っている。そのあと、大作のオファーを逃しても良い演技が出来たことで満足している。それはプロではなくアマチュアの発想だ。単に楽しくやっているだけだ。
女優とは厳しい仕事だ。しかし、私はその女優という仕事について、君たちにもっといろいろなものを教えてやれる。だから、それをどんどん吸収してほしい。でも、そうするためには、もっともっと自分自身が気持ちを前に出してやる気を持って取り組まないといけない。
モキュ、お前は素晴らしい才能を持っている。でも、これから成功するには、お前のそのアタマの中を変えないといけない。そのために残された時間は、モキュ、そんなにたくさんあるわけじゃない。お前は、もう特別に若いわけじゃないんだ。
私はどんなジャーナリストの批判からも君たちを守る。しかし、私は君たちを批判する。それは私のためじゃない。みんなのためだ。私たちはまだまだいい演技ができる。それをやろうじゃないか。
つい長くしゃべってしまった。今日は言わないといけない気持ちがしたから、しゃべらせてもらった。
(サンフレッチェ広島携帯サイトより)