パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

7/15放送のETV『新日曜美術館』「戦争画が生んだ名作〜小磯良平「斉唱」〜」(http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2007/0715/index.html)をみる(リンク先に画像あり)。小磯は「明治期に西洋画技法が日本へ輸入されたけれど、西洋画ではメジャーな群像画が日本で少ないのは如何なものか」と思ってこの『斉唱』を描いたそうだが、すっかりハロプロに冒された自分の壊れた脳では、この絵は女性アイドルユニットがよくやるグラビアの原形にしか見えない。番組の解説に拠れば、西洋画の技法を取り入れた例として、上半身部分は正面(水平)からの視点で、足元は斜め上からの視点で、それぞれ描くことで現実とは少し違う見え方をしているそうだが、自分のハロプロ脳だと「この構図だと熊井ちゃんの頭が入らないなあ」とか「足元が写ると熊井ちゃんだけ裸足だとバレてしまうなあ」とか、そんなことばかり浮かんでしまう。最近は熊井ちゃんのネタスレに夢中。ともあれ、アイドルユニットが可愛く写る構図の元を考えて下さった小磯先生に感謝。

7/21放送のフジ『時をかける少女』をみて、続けて6/27放送のBSアニメ夜話もようやく消化。自分が脊髄反射的に泣きそうだった場面とプロデューサー氏お薦めの場面が同じだったのは、術中にはまっているようで少し悔しいが、走馬灯のように流れた過去の場面が全部なかったことになる=好きな人と共有していた想い出を自分しか記憶していないことになる切なさに反応したわけで、プロデューサー氏が強調していらしたあのタイムリープが初めての前転であることにすら気付いていなかった自分は違うポイントに反応したも同然。高校時代から15年も経つと、当時は永遠に忘れないぞと思っていた出来事の細部を思い出せなくなっていることにがっかりするし、ここ5年程は誰かと永遠に共有したいと思うような出来事すらないことにもっとがっかり。

7/23に再放送されたWOWOW『ナターシャの歌に』をみた。見終わったら即消去するつもりだったが、ナターシャの歌う『パパの歌』が印象的だったので、そこだけ残す。ナターシャ役のエミリー・ブラントもナイトレイ系でなかなかキュートだったけど、ハロヲタとしてはヤングナターシャ役のRebecca Bridgesちゃんに惹かれるのが正しい。余談だが、Bridgesちゃんのシーンで流れていたBGM数フレーズで「『日蔭のふたり』に似ている」と見抜いた自分に拍手。昔の流行歌か何かだと思っていた『パパの歌』もドラマオリジナルで、エイドリアン・ジョンストンの手によるものだった。この歌が強く印象に残るのはメロディのせいか声質のお陰かは分からないが、ジョンストンの曲にはスメタナやドヴォジャークの叙情性に通じるものを感じる。imdbをみたら、ジョンストンはウィンターボトムと数作組んだ後、英国テレビドラマ界で活躍しているらしい。ドラマのサントラが欲しくなったものの、日本のアマゾンでは検索されなくて英国アマゾンにはあり。送料を含めた値段を考えると判断に迷うところ。