パロップのブログ

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CS『ナビスコ杯第4節・アルビレックス新潟戦』

2006/5/22放送、実況:八塚浩 、解説:風間八宏
久しぶりに戸田公式サイトにある試合分析をまとめて読んだら、やはり前線からのチェックが後ろと全然連動していない事を気にしているのは分かった。高い位置で奪って攻めるチェイシングではなく、相手の攻撃を遅らせるためのチェイシング。
段々とベットの調子が上がっているような気がする。「もう今さら顔も見たくないや」と言いたいところだが、雇っている以上、懲罰的な格下げ人事をする(というか干す)よりも、戦力になるのならば、使うに限るわけで、ブラジル人監督がやって来てますますフィットなんかしちゃったら、複雑な心境になりそうだ。
後半からベットに代えて一誠。戸田は自分のサイトで新潟戦は最悪の出来だったと書いているようだが、守備の方はまあまあうまくまわっていた気がする。ハンジェと服部がサイドで数的不利を作られたら、戸田と一誠がどこまでもヘルプに行くという役割分担が徹底されていたようにみえた。
その戸田だが、後半15分の横パスミスをカットされたのは確かに頂けなかった。だがその後、がっかりした素振りも見せずに、さっと切り替えて自陣に戻っていくのが戸田らしくて良かった。それから、後半40分過ぎに寿人が決定的なシーンを外した場面で、カメラは切り替わってしまったため分かりづらいが、戸田がゴール前までフォローにきていたみたいだ。それは地味だが立派。
開幕当初はFWとしてゴールを決めていたのにチームは負け、怪我で離脱するとチームの歯車が狂い始め、復帰した頃には新監督のもと、トップ下という新しい役割を与えられ、勝利に貢献はしたものの得点は挙げられず。契約は半年で、新監督の路線次第で立場も微妙かもしれない。チーム不振の責任があるかといえば、怪我で不在だった事こそが責任という点で、出場すれば勝率高かったけれど、怪我で欠場も多かったポポビッチを思い出す。そんなウェズレイにインタビューして、この悪夢のような3カ月を振り返って欲しい。今シーズンから加わった外様として、まるで他人事のように広島の事を語ってもらえるとなお嬉しい。実際、チームが崩壊していく間はほぼ怪我だったのだから、今一つ当事者意識も持ちにくいように推測されるがどうなんだろう。思えば、4節の京都戦が昨シーズンのヴェルディ戦の再現とならなかった事が、終わりの始まりだったろうか。後半途中からウェズレイを投入する采配が見事に失敗したあの試合。