久しぶりにリスキー上村のロングスローを見た。黒部／松井／朴の3トップも素晴らしいが、左WBの鈴木慎吾は縦のスピードもクロスの精度もあって個人的には新井場よりも良いんじゃないのという感じ。ゴール前まで進出してシュートを狙う場面がない分、新井場より評価低そうだが、それは前に3人残っているからで、組合せによっては、もっと攻撃的にもなれそう。一方の服部は、可哀想だが、足が完全に終わっているのだと思う。見る試合見る試合あれだけクロスの精度が悪いと、好不調というよりも、もう以前のようなボールを蹴ることが出来ないとしか思えない。広島の3トップはいずれ「1トップ2シャドー」になるのかもしれないが、今の3人はあまりにもトップトップしすぎているので、久保放出、エルツェグ1トップ固定も考慮に入れるべきかもしれない。久保の移籍金で、桑原に代わる3バックの中央を買うこと。個人的にはスパルタ・プラハのイジー・ノヴォトニーがお薦めなのだが。スイーパーとハーフの中間みたいなスタイルで、代表キャプテンも経験するリーダー的存在、借金スパルタはベテラン勢を売りたそうだし。問題は、10数年スパルタ一筋だから海外適性が不明な点。広島の若手に手本を見せるような存在が欲しいのに、内向きな奴だったりすると困る。スカウティングやアシスタントコーチの経験だけしかないので、理論派の看板だけ一人歩きしていた「まだ見ぬ強豪」小野監督には、ずいぶん期待先行気味になっていたが、今日のはどうなんだろうか。相手の3トップに3バック（それも1人は桑原）で挑んだ理由は、多分うまく回っているチームを変えたくなかったのだろうが、京都の3トッププラス2ウィングの一昔の韓国っぽいサイドのケアに一杯一杯だった。
