パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

ETV 『ジュリア・ロバーツ 自らを語る』

ベスト・フレンズ・ウェディング』で復活する前の97年制作なので、『マグノリアの花』のオスカー・ノミネートと『プリティ・ウーマン』に触れた後は、微妙にコケた映画における微妙な演技論だったので全てが微妙だった。番組前のイメージとしては「さっぱりした性格だが、演技に関しては理論派」だったのだが、実際は「やや天然で寒いけどキュート」だった。周りの人がひいているにもかかわらず、嬉々として面白くもないエピソードを語っている姿は安倍なつみを彷佛させた。やや内向的で友達とパーティするよりも1人で小説でも読んでいる方を好むようなので、演技に対するアプローチはイメージとか勘から入る天才肌というよりも、脚本の言葉、理屈から入る人なのかもしれない。本人が大衆女優と演技派女優の間を微妙に行き来するだけに微妙なインタビューだったが、これまでのジュリアのベストワークが『マイケル・コリンズ』であることに異論はないだろう。