パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

ETV『スティーブン・スピルバーグ自らを語る』

2001/8/13、8/14放送
お馴染みのシリーズに真打ち登場で、1999年放送だからシリーズの中では新しい(トム・ハンクスなんか『めぐり逢えたら』が最新作だったし)。『ジョーズ』あたりから『プライベート・ライアン』までを語る。人を楽しませるのが好きだけど、本人の目の奥は全然笑っていないのが怖い。メディア嫌いらしいが、この番組は、司会者が本人に言わせたい言葉へとつながらざるを得ないような誘導質問ではなく、回答者が嬉々として答えたい制作上の秘訣とかエピソードを巧く引き出す質問をしてくれることを知って(ホリー・ハンターの回を見ていたらしい)、出演を承諾したのだと思う。まあ痛いとこを突かない御用メディアといえばそれまでだが、何も厳しい批判だけが本質を突くわけではなく、ヨイショから生まれる映画制作への普遍的な解答がこの番組にはある。
(8/16追記)ディズニーの著作権対策に対する皮肉な見方は万国共通だった。