パロップのブログ

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参院選挙

選挙権を持っている素人が票読みをしたり、マスコミが政策的な論点を示さず、数の計算が好きなのは、公約が皆似たり寄ったりで実行力があるか、信頼出来るかでしか計れない(つまり、誰も信頼出来ない人は投票にいかない)というのが大方の見解なのかもしれないが、素人が「オレをクビにするな」「クビになってもいいから競争させろ」「大金持ちになる可能性を与えてくれ」「家でごろごろしていても飢えなくしてくれ」などとはっきり望みを述べ、マスコミが「あんたの望みを形にすると、投票する政党はコレ」みたいなチャートを作って広く知らせるような選挙をやってみたい。今さら仮のストーリーを書くのはかなり間抜けだが、去年のアホ首相3か月目くらいにあった衆院選挙で民主党が勝ち、野党自民党党首に小泉、今回が民主党にとっての中間選挙、2年後くらいに民主党の「改革やりました」対自民党「奴らは口だけでした。我々は変わりました」という流れになっていれば、今のようなねじれは生まれなかったのだろう。誰からも好かれていなかった人を選挙で勝たせてはいけない。で、今回は比例で自由党に、選挙区では民主党のおばさんに投票する。私は自由党メールマガジンを購読しているわけだが、小沢一郎が面白すぎる。政党再編の度に友達がいなくなっていく彼だが、「あなたの改革と私の改革は同じだ、小沢さんが力を貸してくれるなら心強い」という小泉に、「あんたは多数党のリーダーなんだから、やる気があるならこんな弱小政党の協力が無くても、自力で出来るだろ」という辺りはすっかり悟ってしまったのだろうか。社民党共産党は基本的に「我々は10%の弱者のために戦う10%の票がもらえれば自己満足です」な佇まいを誇っているが、自由党の公約は2大政党の責任を果たすに相応しい。財政改革や行政改革なんかは政権獲ったらマジでやりそうな具体的数字に溢れているし、源泉徴収の廃止とか所得税・住民税半減・所得控除廃止、法人税引き下げ、特殊法人全廃など「小さな政府」と「飢えて死ぬ自由」を大切にする世界観がちゃんと整合性がとれているし、誰にでも甘い話をしない処が良い。環境・農業とか情報社会とか関心のない分野の公約がとってつけたようなのも笑える。政策的にも政局的にもどう考えても政権とれるはずも無い政党が、真顔で社会の未来図を示す格好良さがある。完全に息の根が止められない程度に小沢一郎を生き長らえさせ、いつかまたあるだろう政界再編でもう一度チャンスをあげたい。「側近ゼロの小沢一郎ワイルドカードからの出場で、首相を勝ち取る」なんてことがあってもいいはずだ。なあ、ゴラン。