パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

4月25日火曜日:プラハ8日目

11時頃、別の目的地へ行く途中、トラムでレトナの前を通りかかったら、チケット売り場に行列が出来ている。もしや明日の代表の試合を発売しているのだろうか? と思い、すっかり気が気でなくなり、約2時間程で小旅行を切り上げ、レトナへ戻った。しかし、売り場の貼り紙をよく見ると、行列する右の窓口は来月6日に行われるスパルタ対スラヴィアのプラハ・ダービーの先行発売であり、左側の代表試合の方は全く並ぶこともなく買えた。土曜日のリーグ戦とは席の区分が少々異なっていた。より見やすい位置の席が一般売りでも買えるようだ。それにしても火曜日の昼間から並んでいるあの若者たちは普段何をしているのだろう。
チケットも入手し、意気揚々とマックの2階で昼食を取った。外に見えるスパルタのサブ・グラウンドでは、左半分にだるだるのおっさんたちがばらばらにウォームアップを、右半分ではお揃いのウェアを着た若者が整然とダッシュ、ストレッチを行っている。トップとユースかと思いながら見ていたが、翌日の新聞を読むと、チェコイスラエルのアンダー21が親善試合をしていた。どうやら左がチェコのアンダー21で、右が遠征に来て着るものが揃っているイスラエルのアンダー21だったようだ。アンダー21の試合はフル代表の前日にこっそり行われることが多いのだろうか。一緒に遠征することで下の世代からフル代表までの意志統一がうまくいくという伝統が生まれる可能性はかなりあると思う。付け加えると、レトナの本スタジアムの方へは車の出入りも警備員によってチェックされ、ちゃんと管理されているようだったが、サブの方へは入口の警備員に二言三言あいさつすれば、乳母車の母子も見物出来ていたし、和気あいあいな雰囲気だった。もっともサブには陸上のトラックも付いており、若者男女が幅跳びだか三段跳びだかの練習をしていた。一応、総合運動クラブを目指しているのだと思う。
ますます意気揚々となった14時、マックを出てレトナの側を歩いて停留所まで戻っていると、右目が少し痒くなったので目薬を差し、眼球をぐるぐる回して2、3歩足を踏み出した瞬間、はっと気付くと、コンタクトレンズがない。目の中にもない感じなので、急いで足下をうろうろ探したが、10分であきらめた。異国でレンズを新たに作ってもらうのもどうかと思い、考えあぐねた末の結論は、度のあっていない眼鏡ではなく、左目片方を酷使して代表の試合を観戦する、ということだった。