パロップのブログ

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ハロプロ楽曲大賞2014

楽曲大賞というか、1年の締めくくりにハロヲタ活動を振り返る企画。

すなわち、8月13日朝に夜勤明け~仮眠して~夜に小倉港から夜行フェリー~14日朝に松山港~昼にサロンキティでジュースジュース(J=J)のコンサートを観て~夜に松山から高速バスに乗り~15日朝博多バスターミナル着~仮眠して~夕から夜勤入り…というアホみたいな強行日程をする羽目になったかを書こう。

昨年末にユーチューブでJ=Jの新曲MVを見て衝撃を受けた。

特にかなともこと金澤朋子さんの「なんかさらにもっと不利になる気がする♪」のフレーズに心を打ち抜かれた。声質といい、歌い方といい、最高じゃん。

 

それまでJ=Jといえば、せっかくコピンクでファンを掴んでいたちゃんさんこと宮本佳林さんをその他大勢と混ぜた上につんくボーイ得意の寺田R&B歌謡をやってるユニットでしょ?くらいの認識しかなかったが、この曲を聴いて俄然興味が湧き、改めて遡って他の曲を聴くとこれがなかなか「魅力的なボーカリストが3人いるじゃん」と認識を改めた。

で、春になってファーストライブツアーの日程が発表され、これは生歌を聴くために行かねばなるまい。何故って、カップリング曲(今回の場合名目上は両A面だったけど、まあTVなんかのプロモーション的にはカップリング扱いだったし)は直後のコンサートで披露したらすぐに封印される事務所じゃないか、『ポップコーンラブ』も『純ラバー』も全然コンサートで聴けなかったじゃないか。

というわけで、福岡市民としては7月20日のDRUM Be-1に行きたいが、当然のごとくファンクラブ先行でほとんど売れてしまい、一般発売の土曜10時にロッピーの前に待機したけど、当然のごとく瞬殺で売り切れた(当初の発表DRUM SON[キャパ200]からDRUM Be-1[キャパ300]へは変更になったみたいだけど、あの当時の話題っぷり&期待感ならDRUM LOGOS[キャパ1000]だっていけたんじゃないかと。1回公演だったし)。

しょんぼりしながらローソンチケットサイトを眺めていたら、8月14日に松山サロンキティでJ=Jのコンサートがあるぞ。だが、ハロプロ公式のツアー日程には載ってないぞ。どうやら地方興行主が主催だからファンクラブを通さないのか簡単にチケットが手に入ったぞ。しかも公式ツアーよりも安いぞ。

というわけで、無駄に煽られた飢餓感に襲われて思わずチケットを取ってしまったが、福岡から松山までどうやって行こうか。どうぜ松山まで行くなら、前後も休みをとってのんびり温泉でも入ろうか。それなら少々値が張っても新幹線等で行こうか。と思っていると、職場の同僚の元中国人(現帰化日本人)さんが夏休みに2週間程帰省するといい、その間他のスタッフはシフトの都合上連休は取れませんってなった。仕方ないから前後を夜勤にしてもらおう。どうせ昼間のみのピンポイント滞在しか出来ないなら、交通費もケチろう。おー、小倉から松山までフェリーがあるのか。しかし船で乗り物酔いしてゲロゲロでコンサートも辛いし、無難に夜行バスにしよう。

日時は8月14日、お盆のど真ん中、これはいつもみたいに数日前に予約していたら危ない、急がねばと、まだ8月のシフトが正式には出てない7月18日に博多バスターミナルへ行き、自動券売機で購入しようとした。無事席を押さえてクレカを読み込み、精算…というところでエラー発生。どうやら席を押さえてから精算までに他の端末から購入していた人に先を越されて往路が売り切れたらしい。職員さんを呼んでクレカの払い戻しやらゴソゴソして、とりあえず復路だけ買い直した。しまった。バスにしてもフェリーにしても往復なら割引があるのに、片方ずつ買ってどうすんねん。気が焦った。バカバカ。帰宅して往路のフェリーはネット予約した。当日、港に行ったら「本日は当日券の発売はありません」とか書いていたので、やっぱお盆恐るべし。早めの確保行動はまあまあ正解だった。

J=Jのコンサート、正式には“IDLE GOSSIP”Vol.2という名称で、地元アイドルひめキュンフルーツ缶との対バン形式というか、午前はひめキュンワンマン公演にJ=Jがちょろっとゲスト、午後はJ=Jワンマン公演にひめキュンがちょろっとゲスト、という形式だった。せっかく交通費払って朝5時には松山港にいるのだから、ついでにひめキュンさんも見ていこうかと思ってユーチューブで事前にチェックしたのだが、うーむ、興味が持てない。80年代にケーシー・ケイサムの全米トップ40で育った自分なのに、ひめキュンとかぱすぽ☆とかロックなアイドルに全然ぴんとこないのは何故なのか。ガールポップには求めているものが違うのか。

そんなわけで、当日は朝から道後温泉に寄って、神社に登って、

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城に登って、

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県立美術館に寄って、

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県立図書館に寄って、15時くらいにサロンキティへ着いた。15時15分開場、15時45分開演。

一般発売なので当然ながら整理番号は後ろの方だったけど、入場したらスタッフの人が「前の方まだ空いてます。詰めてください」とか言ってるので、どんどん中央から進んでいったら、9~10列目だけど1段高くなっているところの1列目的なポジションになった。これがまた、今までゼップフクオカやビードラムやイムズホールの後方から、人の頭の隙間から、平面の客席から豆粒とは言わないまでも見た景色とは全然違っていた。かなともやちゃんさんと正面から目が合った気になる!恥ずかしくてこっちが目を逸らしてしまう(←バカ)。ああ、これなら良席を求めて大金を払う人の気持ちも分かる。

オープニングでいきなり知らない曲。どうやら発売前、ラジオくらいでしか公開されていない曲らしい。

かなともはテレビだと口デカ姐さんだと見えたが、本物は普通に美人さんだった。雅ちゃんもテレビと違って本物は長くないらしいし、そうなるとソガハタも実物は顎出ていないかもしれない(そんなわけない)。

2曲目の『イジワルしないで抱きしめてよ』から予習した通りのセトリ。バスドラムっていうのか、どぅんどぅんどぅんどぅん(←熊井ちゃんリスペクト)な大音量重低音がかっこ良くて、ライブハウス良いなと思った。

さゆべえこと高木紗友希さんはテレ朝チャンネルで見たライブの『Magic of Love』の印象が強いからなのか、もっとエモーショナルでR&Bな声質だと思い込んでいたが、実際は藤本さんや辻ちゃんのようなビーム系の声、歌い方も素直で器用な歌上手い研修生の保守本流だった。これは何らかの方法でデビューさせたくなる才能。

そして『初めてを経験中』、サビの「こんな風に~♪」であーりーこと植村あかりさんがセンターに来たところで、涙を流して泣いていた。「5曲目で早えよ!アホか」と自分にツッコミながらもあーりーセンターに感動した。「やっぱこれだよ、これが見たかったんだよ。これが完成形だよ」と。ついでにいうと、コンサートの後半の『アレコレしたい!』でも同じあーりーセンターの形になって、曲の強度は別として「やっぱりこれだよこれ」と思っていた。

スキル重視でいったらセンターちゃんさん、その脇をかなともとさゆきで固めるのが定石だろうし、生で聴いた『Magic of Love』はやっぱりかっこ良くて、ちゃん&さゆきも気持ち良さそうに歌ってて、こういう路線が間違っているとはもちろん言えないのも分かっているけれど、それでもあーりーセンターがしっくりくるんだよぉぉ、全然あーりー推しじゃないのに、なんなんだろうね、潜在能力かな、オーラかな。

公式ツアーでは中盤に二手に分かれて歌ったり、カバー曲歌ったりするコーナーがあったけど、差別化を計る必要もあってか、ここでは全員ソロ曲披露に変更。おまいつさん達にはサプライズなプレゼントだったろうけど、個人的には『鳴り始めた恋のBELL』と『インスピレーション!』が聴きたかった。『風に吹かれて』も消えたけど、まあそんなに聴きたかった曲じゃないから、そこはOK。

とはいえ、ソロ曲を聴いて「全員が結構歌えるじゃん」となったのは意外な収穫。あーりーもゆかにゃこと宮崎由加さんも全然ソロいけるじゃん。ちなみに自分の右隣りに立っていた人がゆかにゃヲタで、ソロにはピンク色を振り回して大喜びしていた。良かったね。

そんなこんなで、コンサートが終わった後はかなりJ=J熱が高まった。10月13日の周南公演を一般先行で自分史上初めて昼夜取ってしまった。まあ台風で流れてしまったところで少し目が覚めてチケットは払い戻し、2月1日の福岡公演を改めて取り直した。良くも悪くも(良くはないか)ハロヲタ界隈のJ=J熱は下がってきたようで、普通にチケット取れるし。

というわけで、

1位:初めてを経験中/Juice=Juice

に6点。

初めてを経験中

初めてを経験中

 

 … 

楽曲大賞、以下の4曲が各1点。

ロマンスを語って/Berryz工房

 

むかしつんくボーイが「宇多田ヒカルが出てきてモーニングの路線を変更うんたら」と語っているのを見たときは「何言ってんだ。日本語R&B系とギリギリくくれるくらいで路線違うじゃん」と思っていたのだが、最近NHKモーニング娘55」で『抱いてホールドオンミー』とかのリアルタイム映像を見て、ああ元々はシュープリームスロネッツみたいなことが本気でやりたかったんだなと理解した。

どのユニットにも1曲ずつは「ガールポップの佳作!」みたいな、カン紺藤『シャイニング』みたいな、私好みの曲を作ってあげてほしい。

11月16日、福岡国際会議場で、初めてベリコンを観た。最後の最後にりしゃこの生歌を聴くことが出来て良かった。なんだかんだ数曲を除いてだいたい曲を知っていたし。同時代を過ごしていたんだなと。

ロマンスを語って

ロマンスを語って

 

What is LOVE?/モーニング娘。’14

 

基本的にはダンス&ボーカルのダンスにはほとんど興味がなくて「『恋ING』みたいに舞台に座って歌えばいいじゃん」と思っている人間なので、ぶっちゃけフォーメーションダンスとかEDMには惹かれない。卒コンもちゃゆの最後だし観に行きたい気持ちはあるんだけれど、ちょっと乗り切れないので見送った。

そのなかではこの曲が分かり易くてメロディアスなサビが気に入っている。

What is LOVE?

What is LOVE?

 

The Power/℃-ute

 

世の中のスキル重視な風潮にはちょっと息苦しさを感じるところが無きにしも非ず

なので、キュートさんにはこんなバカバカしくもカッコいい曲をたまには歌ってほしい。

The Power

The Power

 

ええか!?/スマイレージ

 

エイティーン エモーション』も結構好きだけど、普通すぎるかな。キュートでいうところの『桃色スパークリング』的な。良い曲だけど、スマイレージが特に歌う必要もないかなみたいな。『ええか!?』はスマイレージの良さ・らしさが充分ある曲だけど、定番になるかといったら難しい。

9月14日の福岡DRUMBe-1のコンサートに行った。『ぁまのじゃく』『有頂天LOVE』『スキちゃん』等々初期の曲は強力だ。個人的には『PMPW』『ヤッタルチャン』が大好きでコンサート毎にやってほしいけど、時々消えたりする。これに新しくセトリに加われるようなキャッチーな曲を生むのは大変だなと思うけど、新しい名前新しいメンバーで新しい名曲を作り出してほしい。もちろん今までの名曲も歌い継いでほしい。

ええか!?

ええか!?

 

 

 推しメン部門:竹内朱莉

最近は、愛理、りほりほと王道好きだったけど、今年は久しぶりによっすぃ~好きだった頃の気持ちが蘇ってきた。ひなフェスの涙にやられた。岡井ちゃん、たけちゃん、さゆきちゃんで実力派ボーカルユニットとか見てみたいね。

 

番外:Mirrorball Flare + Royal Mirrorball Discotheque/松井寛東京女子流

3月に発売されてから、5月17日にイムズホールでコンサートを観るまで、クルマの中で聴き続けたので、たぶん今年一番聴いたはず。「ダンスボーカルのうちダンスには興味がないとか言っといてどういうことだよ。しかも女子流はみんな均等に歌える感じじゃないじゃないか」と怒られたら、スイマセンとしか言えない。しかし、このくらい衣装が可愛くて、振り付けが可愛かったら好きになるのも仕方ないね、と許してほしい。正直メンバーのルックスは微妙かと思っていたけど、生で観たらみんな可愛かったことも追記しておきたい。コンサートは、松井寛バンドが生演奏してくれるんだと勘違いしてて、開けてびっくりだったけれど、Royal Mirrorball Mixをメドレーで聴けてほんとに楽しかった。

 

 

まとめ

アイドルといえばモー娘しかなかった時代に、2ちゃんモ板に影響されてウォッチャー経由ヲタになった人間としては、正直自分で選び取った感が長年なかったけど、今年はいろんなライブに行き、自分の中にある「自分はスマイレージとジュースジュースと東京女子流が好きだ!」っていう意思を選択出来たような感じがする。節目の年だった。

同時にというか、2ちゃん出自だけに、ばくわら世代とか大塚反乱軍とか卓抜なネーミングセンスには好意的に反応してしまうんだけど、アイドルの誰もかれもがSNSやってネットパトロールやって握手会やっている昨今、若い一生懸命な人達をネタ的に消費することに負い目も増して、ちょっと考えてしまう処はある。ユーチューブ公式動画やまとめサイトのコメント欄の清廉潔白さもぞわぞわするけど。

 

余談

さゆがりほりほにキスした後に見せた悪魔的な笑顔。

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どっかで似た表情を見た記憶があったなあと数日考えて思い出した。

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