パロップのブログ

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(メモ)Hello! SATOYAMA&SATOUMI Club ~Next~「ジェンダー平等編」

2022/06/26放送

 ハロプロメンバーのラジオ番組というのは基本的にファンがハロメンの個人エピソードが聞きたくて聞くもので、もちろん「SATOYAMA&SATOUMI Club」もそういう時間帯が大半だけど、そのなかで「ただいまSGDs勉強中」みたいなお勉強の時間帯もあって、まあファンには一番どうでもいいコーナーだと思うので書き起こしも許してもらえるだろう。グーグルドキュメントの音声入力、精度が素晴らしい。

 前段は構成作家さんが書いた部分だろうけど、SGDsのジェンダー平等についてなかなか上手くまとめてあると思った。SGDsとかジェンダーギャップ指数っていうのは基本的に女児の2割が出産時に間引かれていますとか女児の8割が小学校にも行けてませんみたいな前時代的な国に国際機関がせめて21世紀レベルの体裁を整えてくださいよって勧告する運動であって、大半のインフラが揃っているOECD加盟国レベルで競り合っても仕方ない数値だろうと思う。そういう「身近な差別に思いを馳せつつも基本的には途上国の話です」な側面をうまくまとめていると思った。

 それを受けて吉田姫把さん(中学3年生相当)も研修生になってまだ1年足らず、コメントにも慣れてないだろうけど、自分事として言える事を背伸びせずにうまくまとめてて偉い。

 小野瑞歩さん(大学4年相当)もメンバーの中では勉強が出来る方という事でこの手の番組を担当しているだけあってコメントがちゃんとしている。そのなかで、自分自身で自分のやりたいことを選択してアイドルをやっているというのもとても良い。とても良かったので、書き起こしを収録してみた。

小野瑞歩)「ジェンダー平等という言葉、耳にすることが多くなってきたかもしれませんが、そもそもジェンダーをちゃんと説明することはできますか。ジェンダーは性別という意味で使われがちですが、これだと少し正確ではありません。正しくは社会的・文化的に作られる生物という意味合いが強いんだそうです。例えば家事育児は女性の役割だとか働いてお金をもらうことが男性の役割など、こういう時に使われる性別がジェンダーと呼ばれるものだということです。世界ではもっと深刻なジェンダー差別が現在も多く存在しています。例えば6歳から11歳の子供のうち一生学校に通うことができない女の子は男の子のおよそ2倍といわれています。女の子だからという理由で学ぶことも許されず文字も読むことができない人が今も地球上に数多く存在しているのです。また18歳未満で結婚する結婚させられてしまう女の子も数多く存在し、南アジアでは2億8500万人が児童婚をしています。自己判断が正しいかどうかは親が判断すべき年齢であるにも関わらず、その親が児童婚を推奨する慣習が国によっては未だに存在するようです。そういう国の多くは女の子が家族からお荷物扱いを受けており、早く家から出て行くよう児童婚をさせられてしまうことがあるようです。児童婚をした女の子は早くに妊娠してしまい、きちんとしたケアを受けられず命を落とすことも多く、毎年6万6000人の命が失われているということです。ジェンダー平等は男性なのに/女性なのにという決めつけを止めて、それぞれ個人が輝く未来を考えることが大事です。もちろん体型や体格、性格や考え方などで輝ける分野は違います。でもどういう分野であっても性別を理由にチャンスを失うことがあってはならないということが前提の世界になるように、一人ずつが意識を変えていく必要があります」いうことなんですけど、姫把ちゃんはジェンダー平等について考えたことある?

(吉田姫把)私はこれを読んでみて、外見や性格でこれをしないとダメとかこれをしてはダメとか決めつけるのは良くないんじゃないかと思って、その人はその人として接していくことが大切なんだなと思いました。

小野瑞歩)そうだよね。本当に何だろう、女らしくとか男らしくとかそういう言葉って本当に生活する中でたくさんたくさん耳にする言葉だなーって思うし、私たちも何も考えずにその「すごい女性らしいね」とかそういう言葉って使っちゃいがちなんじゃないかなーって思うんですけど、そういうこともね、ジェンダー平等とは少しずれた考えになってきてしまう言葉なんじゃないかなっていうふうに思いますし。あと本当にね、でも私たちはとっても幸せ者なんだなーって思うことは、他の国だったら、本当にそういう児童婚とかそういう問題が沢山あったりして、自分がやりたいことも選べないような感じの世界で生きていくのが普通になってしまっている国とかもあると思うんですけど、でも私たちはね、こうやってアイドルをやりたいって思ってオーディションを受けてアイドルになれてっていう、そうやって自分自身で自分のやりたいことを選択できる世の中にいられるって言うのはとっても幸せ者なんだなっていうのを感じましたね。でもだからといって私たちが幸せっていうそれだけで片付けちゃいけないっていうか、それをね平等にしていくのが5番のね、ジェンダー平等のゴールなんじゃないかなって思うので、「幸せなんだな私たち」なんじゃなくて、この問題を解決するためにはどうすればいいかっていうのも考えていく必要があるんじゃないかなと思いました。それでは以上「ただいまSGDs勉強中」でした。