パロップのブログ

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旅行日誌2018/10/3~10/26

旅行本編の話を書く前に…

 

旅行のコンセプト

・特に理由はないけど6年に1度はプラハに行くというマイルーチンがあり、正直面倒でも今年は行かなくてはいけない。

・カール・ラデックがマイブームで、彼の生誕地リヴィウに行ってみたくなった。

EUEU外の国境を陸路で越えてみたい。具体的にはウクライナのウジュホロド~スロバキアのコシツェ間をバスで越えたい。

・福岡から欧州までの航空便は乗り換えなしにしたい。結果、フィンエアーしかない。ヘルシンキ発福岡の今シーズン最終便が10月25日なので、その日がリミット。

・だいたい上記4つの条件をうんうん唸って組み合わせる。

・最初はワルシャワからウクライナへ南下する案もあった。行きは福岡~ヘルシンキワルシャワ、陸路でプラハまで行き、帰りはプラハヘルシンキ~福岡とか出来ないものかと探ったが、往路復路を変えると運賃が高くなるのであきらめた。

フィンエアーの予約カレンダーを眺めながら安い日程を探す(とはいっても金をケチるつもりはそんなになかったが)。正直出発はもう少し早くても良かった。暖かい方が好きだし。けれども8月末までは福岡県私立学校教員適性検査の勉強をしようと思ってて(結局ほとんどしなかったが)、そのあとリヴィウに関する本をまとめ読みするのに1ヵ月は欲しいという事でこんな日程に。

・飛行機の都合を無視すれば、独立100周年の10月28日にプラハに居てみたい気持ちがあったが、言葉も分からないのに式典とか眺めてもカップルだらけの花火大会に独りで来たおっさんみたいになりそうだし、大して楽しめないのにホテル代ばっかり高くても嫌だし、という事で却下される。

・日本にいる現在でもサッカー観戦熱は低調なのに、どうして欧州に行ってサッカーを観る予定を立ててしまうかといえば「欧州でサッカー観てきたぞ」という承認欲求以外の何物でもないけど、最初のうちはポーランド×ポルトガルポーランド×イタリアを観るためにカトヴィツェを行程に加える勢いだったけど、「お前はポーランド南部もポーランドサッカーも興味ないじゃん」という心の声が聞こえてきて思いとどまった。旅行日程を最優先、その中で行けそうならサッカーも観に行くというスタンスをなんとか維持した。

・そうは言っても、10月13日はトルナバで行われるスロバキア×チェコ戦は割と初期段階で行程に組み込まれていたが。



ホテル

1泊2泊して移動をくり返す旅は1994年以来。あの時は列車で駅に着いては、駅の観光案内所でプリバートツィマーを紹介してもらってた。今回は全てブッキングドットコムに頼り切った。ハプニングに弱くて臨機応変に対応できない己を知っているので、出発前に最後の4日間を除いて宿泊先を組んじゃった。そこまで準備しても結局出るハプニングに追われてちょうどいいくらいの人間力なのは否めない。

 

リュック

出発する1週間前くらいまでヨドバシの旅行グッズコーナーに行ってはバックパックを買おうか迷って結局買わなかった。キャリーバッグはなんか良いとこの子みたいで最初から選択肢になかった。2000年、2006年、2012年のプラハ、2015年のホーチミンは1都市滞在型だったので、割と知り合いへの土産を買った。最終日にホテルから空港へ行く距離だけ重い荷物を担ぐのもありっちゃありだけど、移動移動移動なら無理はしたくない。リュックに7回分の下着セットを詰めたらスペースの約半分は埋まり、電化製品を足せば8割方埋まった。読めもしない外国語の本を買ったりしないと固く決意する。

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上着

到着して2日目、上着の袖に穴が空いているのに気付いた。4月と10月しか着るタイミングがないのでなんやかんや25年ほど着ている薄手の上着。思い出した。4月に穴が空いたから秋までに新しいのを買おう。買ったら古い方を捨てよう。そう思っているうちに忘れていた。旅行に出るまで押し入れにしまっていたから忘れていた。旅行の最後、ワルシャワの3日間は本当に寒くて、どうせ日本に帰ったらこの上着は捨てるし、ここで新しくて厚い上着を買ってみようかとも思ったが、ここで捨てていくのはやはり忍びないし、荷物をこれ以上増やしたくないしで、結局凍えていた。

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靴と中敷き

出発前にブログに書いたように、専門のスポーツシューズ店に行き、サイズの合ったウォーキングシューズと足型に合わせた中敷きを買った。歩き方も矯正されて腰痛も良くなるかと思ったが、今のところ良くなってない。歩き易かったかといえば疲れにくかったかといえば微妙。というか、履く時にちゃんと靴紐をほどいてファスナー下げてちゃんとしないと逆効果だったらしく、旅半ばには右足の小指に内出血が発生していた。帰国後1ヵ月ほど経っても消えない。その後は細心の注意を払って踵から爪先まで突っ込むようになったので痛みはなくなった。

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爪切り

手指に出来るささくれがすごく苦手で、下手に逆の手で千切ろうとすると広がって悪化して血がにじんだりするのも苦手で、長期旅行時は必ず爪切りを持っていく。旅行1週間目くらいではささくれが結構ひどくて、やはり菓子パンばかり食っているから栄養バランスが悪いのかと思っていた。当然同じ食生活を続けるのだから旅の終わりまでその状態だろうと考えていたら、2週間目のウクライナ辺りから何故か指先がつるっつるになった。脱皮したのかよ、みたいな。理由は不明。マジで脱皮して皮膚が再生されただけだったのかもしれない。

 

電気シェーバー

1週間くらいの旅行だとひげをそらないで過ごして帰る頃には結構な無精ひげで帰国時の税関で荷物を全部開けられたりしていたのだけれど、今回は文明の利器を持ち込み、常時さわやかな感じで過ごしたので、もしかするとホテルのレセプションでも好意的に扱われたかもしれない。謎の東洋人扱いではなく。とはいえ、チェコの男はみんながみんな9割方ひげを伸ばしてたね。あれはなんなんだろう。ポーランドウクライナと比べても明らかに多かったので、文化的な風習か。まあ無精ひげではなく、手入れされたこだわりのひげのようではあったが。小綺麗という概念のない国、チェコ

 

中華タブレット

当初の予定ではスマホだけで充分だと考えていたが、出発直前に9000円のタブレットを買って持っていく事にした。これが結果的に大当たりだった。検索結果をスクリーンショットして見せるだけでチケット買ったりがサクサク進む。地図を見るのにもやはりスマホは小さいね。実際に活躍したのは5~6回だったかもしれないが、要所要所でMVP級の活躍だった。それ以外ではホテルに着いてから寝るまでユーチューブでハロプロのラジオを聴くくらいしか使われなかったのは私が無能が故。タブレットでのグーグルマップのストリートビューの見方が最後まで分からなかったのは痛かった。それをマスターしていればもっと良かった。

 

インスタグラム

せっかく移動の旅をするし、リアルワールドの知り合いにリアルタイムで場所を知らせたいと思ってインスタグラムを始めた。しかしインスタグラムのURLをどうやって広めるべきか良案が浮かばず、シェアの選択にラインないのかよ!とか愚痴りつつメールに貼ってみたりフェイスブックでシェアしてみたり悪戦苦闘しているなかで、コシツェ辺りで位置情報をタグに付けると地元のインスタグラマーが検索してきていいねを押してくれる事が判明、使い方がわかってきた! と同時にラインのタイムラインに投稿出来る事に気付き、リアル知り合いに状況を伝えられるようになった。これでインスタは用済みになったんだけど、まあローカルな反応が面白かったので、旅の最後までは続けた。なおインスタグラム、フェイスブック、ラインにはリアルに充実しているイメージ画像を投稿して、ツイッターには真実の呪詛を吐いていた。