パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第17節・ヴィッセル神戸戦」

2007/6/23放送、実況:西岡明彦、解説:三浦泰年
フジ739で放送していた『サッカー日本代表TV』(Vol.28)でツーロンの模様を初めて見た。平繁がハーフナーに落としたオサレパスが、鹿島戦で寿人に落としたオサレパスとそっくりだった。他に柏木/槙野のインタビューもあり。CSの特番で俊介の紹介VTRを見てから2年になるのか。時が経つのは早い。梅崎や森島はドリブル突破したり得点を上げれば「個の力が世界に通用した」とか言われるけど、柏木が格上相手に防戦一方な展開になって中央で消えてしまい、成岡や兵頭のように代表厨から叩かれることになるのはつらい。

頼むよ、寿人。
神戸のプレッシャーがスカスカだったのか、プレッシャーをかいくぐるバランスが良かったのか分からないけれど、前半30分辺りまでは今季最高の出来だった印象。前半から青山があれだけ組み立てに絡んだ試合なんて初めてではなかろうか。NHK-BS1で放送がある時は勝敗以前にしょんぼりとした覇気のない内容が多かったけど、今日の放送をみれば、サンフが魅力的なサッカーをしていることが伝わったのではないかと思う。
後半は前からプレスをかけられて横パスも狙われていたようだった。松田監督によれば「3バックに3トップをぶつけた」そうなので、そういう時こそ早めに縦に出せば良さそうなものだが。「この間は縦に急いで狙われたから、後ろで横パスを回そう」「今日は横パスのカットを狙っているから、縦に急ごう」みたいなことを最初に一度決めるとそのまま臨機応変に変更出来ないのは、発展途上だからと思いたい。
カズも前半は近藤相手にほとんど何もさせていなかったけど、3トップに変更後はレアンドロがやってきて脅かされていた。失点シーンもあれだけど、右からのクロスをかぶってレアンドロにフリーでヘディングされたシーンが怖かった。最近はああいうのも無くなっていたのだが。
「1点リードしているのに何で不用意にラインを上げたのか?」と疑問に思った2失点目は、録画を見直すと中央の遥か後方にレアンドロを置き去りにしていたから油断しちゃったのだろう。あれだと戸田だけ深い位置にいるわけにもいかないし。3バックの中央を上村がやってた頃、川崎のジュニーニョに2列目から3人まとめて置き去りにされるような破られ方をした記憶がある。
残り15分、セカンドボールが拾えなくなってきた時点で、一誠/ハンジェ辺りを投入して欲しいところだが、まあ監督のポリシーだから仕方ない。今シーズンいっぱいはずっとこんな感じで進んで、後は最終節の(できれば優勝が決まっていない)ガンバ相手に真っ向から打ち合ってどれくらい出来るか見てみたい。それからカップ戦も本腰を入れて取りにいけると嬉しい。
接触プレーの判定がやや曖昧だったか。どちらに有利というわけではなかったが。

2年前に岡山へ来たグレミオユース。生で観た感想に「将来のセレソンになれそうな人材は見当たらず」と書いたら、その中にU20セレソンがいて大恥をかいたわけだが、その選手ルーカスは去年セレソンに選出されて(まあドゥンガが好きそうなタイプ)、来シーズンからリバプールに移籍するそうだ。自分の見る目の無さに呆れた。