パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第27節・鹿島アントラーズ戦」

2007/9/30放送、実況:河路直樹、解説:沖原謙
(書いたのは月曜の朝だが便宜上日曜日の欄に)
パフュのイベントとサンフレッチェの試合が上手いこと掛け持ち出来れば広島まで行こうかと思っていたのだが、よりにもよって微妙に時間帯が被るスケジュールで断念。

本職の若いディフェンダーが1対1でかわされた失点だと戦犯探しも起きないから平和でよいが、失点後の槙野は気負い過ぎに見え、赤紙を貰うようなことにならなければよいけれど、と思って見ていた。
34分の浩司が寿人に出した縦パスを浩司に戻してミドルを打ったシーンが個人的に好き。最近は、ウェズレイも寿人も柏木もあの位置でオサレヒール使って相手に渡し、カウンター食らうことが多かったから。とはいえ、リスキーだけどビッグチャンスになるプレーと確実だけど相手が戸惑わないプレーの選択は難しいのだろう。
1失点後に、青山が「切り替えろ!」とでも言っているのか、真っ先に手を叩いて鼓舞している映像を見て、「やっと年上を差し置いてリーダーシップを発揮する気になってくれたか」と感心していたら、途中交代になって残念。
近年の鹿島で一番怖いのは左サイドに本山と小笠原と新井場が寄って仕掛けるジェットストリームアタックだと思っているので、小笠原が低い位置でコントロールしている方が怖くない。しかし、広島の2センターが人を掴まえるよりもスペースを埋めるタイプだからなのか、野沢や小笠原の飛び出しを見送ってしまいがち。或いは下がってくるマルキもフリーにしがち。下田のコメントほどピンチがなかったわけでもない。
前半の柏木は相変わらず良かった頃ほどの運動量がない、特に自陣に戻るための運動量に欠ける印象だったが、後半は周囲との相対で運動量が増えて見えたあの頃のようだった。後半の入り方はこの数カ月では最高に見えたが、それも柏木のスイッチが入ったお陰か。失点後はまた元に戻ったようだったのは、点を取るために2トップ下に残る判断をしたのかもしれない。柏木×小笠原は、やってる方も見ている方も楽しいマッチアップ。スタジアムで見たら更に面白かったのだろう。

ミシャのインタビューに頻出する音がGemeinschaft(共同体)に聞こえるが、どうも杉浦氏の訳と合わねえよと思ったら、多分どうやらdie Mannschaft(チーム)のようだ。というか、今年のチームスローガンをみれば、そのまんまだった。本当に口癖なんだろう。公式サイトをみると、"Der Beste Spieler ist die Mannschaft."=「ベストの選手が、チームだ」を「すべてはチームのために」と意訳しているみたいだけど、案外と直訳の方にミシャの思想があったりして。