3/26放送の『未来図鑑』は総集編。CMも新商品は無し。
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旧聞に属するが、女子サッカーのU-16アジア選手権で日本代表が準優勝になった。正月の全日本女子ユースを見てプレーぶりが気に入った岸川さんがキャプテンだったらしいが、それは余談で、大会の技術評価グループが日本をベストチームに選んでいる(http://www.the-afc.com/japanese/competitions/womenU16/news/default.asp?action=newsDetails&newsID=8220)。決勝で北朝鮮に0-3で負けといてそれはないだろうと言いたくなるが、もしかすると北朝鮮は相変わらず「何歳だよ!?」という選手を並べてフィジカルで押しまくったのかもしれない。
クリケットのワールドカップでパキスタンがアイルランドに負けたというのは空前の大波乱ではないかと思ったのだが、日本クリケット協会サイト(http://www.cricket.or.jp/)のプレビューコラムを読むと「このグループは番狂わせが起こりそうな雰囲気が漂っている」と書いてあった。専門家、恐るべし。もっともコラムの筆者は、アイルランドが番狂わせを起こす相手は西インド諸島だと考えていたようだが。
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映画『アンダーグラウンド』を観ましたか?―ユーゴスラヴィアの崩壊を考える
- 作者: 越村勲,山崎信一
- 出版社/メーカー: 彩流社
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ヨーヴィチ説や本の中で紹介されている他の論を自分なりにまとめると、80年代に起こった不況、或いはレーガノミクスのあおりを受けた債務増大などを解決する策として、スロヴェニアやクロアチアのような富裕な北部は勝者を目指して新自由主義へ、そしてゆくゆくはEUへと願った。一方、食い詰めた農民や工場労働者が都市部へ流入するなど貧困が拡大していたセルビアその他の南部は、まさに今ラテンアメリカが導入しているような社会主義体制を目指した。本来、2つの路線は内部で議論と妥協を重ねて解決すべきものだったが、各共和国の主権を強化した1974年憲法は議論の土台を用意するよりも、各共和国の分離を加速した。
社会主義的な憲法には「まともな住宅を供給される権利」なんかが書いてあったりする。一方で、確かモスクワなんかは住民登録をしていない人間は法律で住めないと定めてあったような覚えがある。80年代後半のベネズエラを撮ったドキュメンタリーなんかをみても、経済政策(富の再配分)に失敗すると、食い詰めた地方から首都に向かって人口流入&スラム化が起こるのは必然。仮に日本の若者がワーキングプアのホームレス化していることを問題とするのであれば、「低賃金で働かせる派遣会社が悪い」「政府の住宅政策が悪い」という文句の言い方ではなく、地方でも暮らせるように予算を与えるかわりに、首都圏に住むのを制限するとかした方が良さそうに思えるが、前者は「地方に投資するのは金の無駄」と新自由主義者に叩かれ、後者は「移動の自由を制限するのは憲法違反」と人権活動家に叩かれそう。