パロップのブログ

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 第49回グラミー賞が11日、ロサンゼルスのステイプルズ・センターで発表され、ディクシー・チックスが最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞の主要3部門を独占するなど、ノミネートされた5部門すべてで受賞した。
 ディクシー・チックスはこのほか、最優秀カントリー・アルバム賞とカントリー・パフォーマンス賞を受賞。4年前のイラク戦争勃発前日に、ブッシュ大統領を批判して物議を醸したメンバーのナタリー・メインズは、「すべての賞において、言論の自由が認められている」と語った。
(CNN)

コメントの意味が分からない。原文は"I think people are using their freedom of speech with all these awards. We get the message,"だから「皆さんは私達にこれらの賞を与えることで言論の自由を行使していると思う。そのメッセージ、確かに受け取りました」だろうか。
(2/13追記)WOWOWは再放送での字幕を「皆さんが言論の自由を行使した結果、私たちの受賞が実現しました」としていた。自分も日本語版CNNの中の人よりは馬鹿じゃなさそうだ。中の人が機械翻訳だったら自慢にならないが。

 音楽業界最高の栄誉とされる第49回グラミー賞の授賞式が11日、当地のステープルズセンターで行われ、女性カントリートリオ「ディクシー・チックス」が5冠に輝いた。
 アルバム「テイキング・ザ・ロング・ウェイ」が年間最優秀アルバム賞に輝いたのをはじめ、同アルバムからの最初のシングルカットとなった「ノット・レディ・トゥ・メイク・ナイス」が年間最優秀楽曲賞と年間最優秀レコード賞を受賞。その他、カントリー部門でも2つの賞を獲得するなど、ノミネートされた全部門で受賞する快挙となった。
 受賞した「ノット・レディ・トゥ・メイク・ナイス」は、メンバーのナタリー・メインズさんによるブッシュ米大統領批判が発端となった騒動に対するバンドからの回答という側面がある。
 メインズさんは同アルバム発表前の2003年、ブッシュ大統領と同郷であることが恥ずかしいなどと語り、同大統領の支持者などから反発を招いていた。
(ロイター)

過不足なく伝えていると思う。

米大統領批判バンド、グラミー賞5冠
 「ブッシュ大統領と同じテキサス州の出身であることが恥ずかしい」。イラク戦争開戦直前、こんな発言をしたことで、大きな波紋を呼んだ女性3人組のバンド「ディクシー・チックス」が、アメリカ音楽界の最高峰・グラミー賞の5つの部門で栄冠に輝きました。
 ディクシー・チックスは、ヒット曲、「ノット・レディ・トゥ・メイク・ナイス」で最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を、アルバム「テイキング・ザ・ロング・ウェイ」で最優秀アルバム賞と、主な部門を独占しました。
 ディクシー・チックスは、2003年のイラク戦争開戦前夜、ロンドンでのコンサート中に「ブッシュ大統領と同じテキサス州の生まれであることを恥ずかしく思う」と批判。この発言がアメリカ保守層からの強い反発を招き、一部のラジオ局が楽曲をボイコットしたり、CDの不買運動を受けるなど、国内で猛烈なバッシングにさらされました。
 今回の受賞で、最近のブッシュ大統領の不人気が音楽界にも波及した結果となりました。
(TBS)

見出しと最後の1行がいかにもTBSらしいと思う。

米国のショービズ界はリベラルだという話だし、グラミー賞の党派性をあれこれ推測しても仕方ないし、授賞という同業者からのメッセージが彼女達を勇気づけることは間違いないけど、楽曲の良さ以外の話が先行するのはやはり悲しい。そんなわけで、今回のアルバムよりも絶対に出来が良いと思う前作を紹介して終わる。マジ傑作。