パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

週1回、アナログテレビでWOWOWハイビジョン画像を堪能する。今週はマドリードダービー、画面に映る限りエルゲラの動きを追った。前半はアグエロに振り回されていた。ある時は下がってもらうアグエロへ付いていっては裏のスペースを空け、またある時はアグエロを離してフラド対サルガドのサポートに行き、簡単にパスを通される。4バックの中央は無理だろうと思ったが、後半はうまくアグエロを無力化して頑張っていた。トーレスには相変わらず手こずっていたが。エルゲラは心の中で「カンナもエメも使えねえ。イタリアで通用してもスペインでは通用しねえよ。両方経験した俺が言うのだから間違いない」とか思っていそうだ。「試合に出ないとうまくならない」と越後氏に怒られそうなパボンとメヒアをCBに、エルゲラを本職の底に置いてガゴと組ませるくらい思い切ったことをしても良さそうだが多分ない。アウェイで同点という状況で、カペッロロビーニョを投入するわけがない。対してアトレチコは両翼にペトロフマクシ・ロドリゲスがいた前半戦の方が強かったらしいが、今日でこれならその時は一体どんだけ凄かったというのか。

VHSテープに録画したまま1年以上放置していたNHK-BS2『第63回ゴールデングローブ賞授賞式のすべて』を流し見。見ないで処分しようと思っていたが、見て良かった。ナタリー・ポートマンの映像を捕獲出来たのも良かったが、メラニー・グリフィスの娘ダコタ・ジョンソンがめっちゃキュートだったのが最大の収穫。思わず誰がだんなの時の子だろうと検索してしまったが、考えずとも名字で一目瞭然ではないか。というか、HDにコピーした映像を見直すと、すっかり爺さんになっちゃったドンも会場にいた。

VHSテープに録画したまま1年半近く放置していたNHK-BS2スメタナ わが祖国』を見る。6つの交響詩を6人の指揮者の名演奏で繋ぐ面白い試み。どうやら『プラハの春音楽祭 《我が祖国》50年の歴史』というタイトルでDVD発売されている。HMVサイト(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1365913)には詳しい説明もある。
「我が祖国」50年の歴史 プラハの春音楽祭 [DVD]

以前にも紹介した『世界の作家32人によるワールドカップ教室』という本だが、チェコの章はTim Adamsというイギリス人が書いている。その中に、

(ハヴェル大統領が)2004年に政権の座から降りてプラハ城から去る直前に、ブッシュ大統領ドナルド・ラムズフェルド国防長官を北大西洋条約機構の首脳会議の席でもてなしたときのエピソードが私は好きだ。

という一文がある。「2004年に」が「〜から降りて」にかかるのか「〜でもてなした」にかかるのか分からないところも微妙な悪文だが、ハヴェルは2003年2月に大統領を退任しているし、プラハで開かれたNATO会議でブッシュを出迎えたのは2002年11月。NATOの公式サイト(http://www.nato.int/)まで調べてしまった。原著者が勘違いしているのか、訳者が訳し間違えたのかは分からない。まあワールドカップ景気に乗るため突貫工事で作られた便乗本に文句を言っても仕方がないのかもしれないけれど、こういう知的な装いの本だと信じてしまう人もいるだろうから記しておくことにも意味があろう。それから本書自体はそれなりに面白いので、エピソードの内容は読んでのお楽しみということで。
世界の作家32人によるワールドカップ教室

今日の締めくくりにフジ系で『セルティックミラン』を流し見。しばらく振りにミランの試合を見たが、干されていると思っていたヤンクロフスキーが活躍していたので良かった。