パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

平日の夕方、仕事帰りに県立図書館へ寄ると、返却カウンターにすごくキュートな人がいるので、一度借りている状態が途切れると寄り道するのが面倒になるという悪魔の心理サイクルに陥らないよう、とりあえず目当ての本が無くても何かを借りて、2週間毎に足を運んでいる。
小松秀樹著『慈恵医大青戸病院事件』はネットで流行っていたので、自発的に探して借りた。筆者が判決文を読み込んで事実に近づく探偵物語風なのかと期待していたが、一般人が入手出来る範囲の資料からプロの医師として真実を推測するという形式で、やや肩透かし。とはいえ「新しい手技にチャレンジするのは実績あるおっさんじゃなくて若手だ」「上手い奴は初回から上手い。手技は経験じゃなくてテクニックと才能だから」と言った部分(正確ではないがニュアンスは合っていると思う)は何となく納得する。後半の医局改革他の話は全然読まずに返却。
慈恵医大青戸病院事件―医療の構造と実践的倫理
『コルナイ・ヤーノシュ自伝』は、新刊コーナーで見掛けたので旧東欧好きとして軽い気持ちで借りてみたら、意外とネットで流行っているらしい。自分は経済史についてはあまり関心がないので1956年前後だけ真面目に読んで、後は斜め読み。60〜70年代に行われた政府の新経済政策の非公式ながら実質的な理論的支柱コルナイと政策の実行者カーダールは互いに共感を示し合っているのかと思いきや、そんなわけなかった。親友を処刑されたのだから当然だろうけど、カーダール政府への評価が厳しい。素朴なアンチ共産主義の農民層が怒るのは当然としても、インテリ層は「共産党幹部を吊したんだから、首謀者の誰かを見せしめに処刑しなければソ連も収まりがつかなかったという当時の状況では、カーダールのとった行動も仕方あるまい」と考えてくれているのかと思ったが、大いに甘かった。
コルナイ・ヤーノシュ自伝―思索する力を得て
7/31放送の『未来図鑑』は今週も寺田抜き。1人目は株式会社宗家花火鍵屋15代目当主天野安喜子氏、唯一のスタジオゲスト。2人目は江戸風鈴の篠原風鈴本舗4代目篠原由香利氏。3人目はタップエンターテイメントユニット「TAP DO!」の構成演出のポケ氏。後2者はVTRのみ。CMにゆきどんの新曲が初登場。