パロップのブログ

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BS-i『第11節・大宮アルディージャ戦』

2006/5/3放送、実況:佐藤文康 、解説:金田喜稔小倉隆史
1勝を上げた事で寿人やウェズレイがダイブしなければならない程の悲壮感漂う状況を乗り越え、次節では「闘える集団」から「余裕を持ちつつ闘える集団」へとステップアップして中断期間へ入れますように。ただ、今は暫定監督だからこそ勝ち点拾いに徹して戦えるけれど、新監督が来て再開後はどう戦うのかがまた難しい問題。(1)サポのいう通り適切な選手を適切なポジションに配置すれば、元々ポテンシャルはあるのだから、すいすい連勝するよ。(2)監督の好きなようにチーム作りしていけば、完成度に関して一進一退を繰り返しながらもトータルで残留出来るんじゃない、(3)とにかく残留目指して今と同じドン引きを続け、残留の目処がついたら切り替えて、残り3試合でも5試合でも他クラブより数カ月早い新チーム作りのスタートにしよう、(4)残留が決まっても、今シーズン一杯はやり慣れたドン引きサッカーで少しでも賞金圏内を狙い、あわよくば昨シーズンセレッソの再現を、辺りの選択肢が思い浮かぶ。
中断が明けて、日の丸ドーピングの切れた寿人が燃え尽きていないか心配。
前節同様1点リードした状況でハーフタイムに推測した交代は、ベット→一誠だったが、全く見事に外れた。確かに今日のベットはパスミスも少なかったし、最後までしっかり動いていたので(後半45分間の方が気合が入っていた感もある)、フル出場も納得だが、欲をいえば、1対1のディフェンスではもう数メートル間合いを詰めて欲しい。アリバイディフェンスぎりぎり。
上野とウェズレイもエンジンかかるのが遅い。体が温まらないとダメみたいだが、前半20分くらいまでで勝負有りだった過去数試合の事を思い出すと、たとえその後90分間保ってくれても結構困りもの。
ウェズレイの加速がみていて面白い。スピードあるFWなんだから加速が凄いのも当然なんだけど、むしろディフェンスで加速する場面の方が分かり易い。必要な時だけ力を入れるツボを心得たディフェンスを見る限り、「前監督が戸田とウェズレイを獲得したのは大木さん外しを画策していたからに違いない」という自分の推測もそれほど外していないと思う。
吉弘は日々成長しているとはいえ、後半27分頃のようなミスパスはいただけない。せめて周囲がフリーな時くらいは丁寧にいかないと。
戸田はゴール前の危ない距離でファールし過ぎ。あれだけ与えるとFKで失点しそう。
クワダはちょっと物足りなかった。途中から入ってきたんだからもっと走れ。
ベンチに浩司/ハンジェ/一誠を置いたまま試合を終えられるのは、選手層が厚いからなのか、ユーティリティさよりもスペシャルな選手が必要だからなのか。

去年8月に対戦した大宮を「1年前の広島みたい」と書いたが、今年もきっちり1年後ろを歩んでいる様子。「選手層を厚くするため」ということで補強し、生え抜き純マーカスの出番が減ったり、軸に想定していた新外国人が外れ(ガウボン=マルティネス)だったり。新戦力が噛み合ってくれば、そこそこの順位で終わりそう。ただ次の年、より上を目指すためには土屋と久永のところが弱いので(もちろん1試合見た限りだが)、また補強すると、さあ理論派監督のもとでチームが分解する可能性も大とみた、今年の広島のように。
グラウは完全に狼少年化しているので、もうJリーグのどこへ移籍してもファールもらえないのではないだろうか。