パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第5節・名古屋戦」

2004/4/16放送
自陣ゴール前で、味方のポジションが重なって、逆サイドの大外にフリーの選手が出来るのが仕様となりつつあるのは、何とか修正して貰いたい。90分スタミナがもたなくてプレスがかからなくなるというわけではなく、本当にバランスの問題だと思うので。
それからこのチームは本山(鹿島)なんかに弱そう。ある意味よく似たコンセプトっぽいキエフがサヴィオに切り裂かれたように。パスの出所にプレスをかけるのは出来るけど、ドリブルの上手い選手から能動的に突っかけられた挙げ句、ワンツーで裏に抜けられるのが怖い。
佐藤に代わって入った高木のポジションが分からなかった。そのまま右SHではなく、2トップが田村と浩司、その後ろに高木と兄さん、その後ろにハンジェとサンパイオ、服部を高めにしたL字型の4バックに見えた。右サイドの空白をイガと高木と浩司でバランスとりながらみる形。プレスをかけるバランスはシステム/人数合わせの問題ではないのに、これで失点したら「システムを代えた監督の采配ミス」と叩かれるのだから大変だ。
今後の田村は、通常およそ75分辺りで失速すると思われるチアゴの控えが相当だろう。カッサーノだってルーニーだってデビュー間もない頃に「結果を出したから次からはスタメン」なんて事はなかっただろう。目先の利益よりも大切に育てて欲しい。試合後の小野監督インタビューでも「開幕戦でもベンチに入れようと思ったが、下手なデビューのさせ方をしたら…」と慎重に考えていた事を明らかにしていた。「流石」と納得。これで次節以降は中山と眞中が外れるのか。
田村のJユース時代やら高木の高校時代やらを普通に知っている小林伸二氏がかなりヤバい。「先週の(広島の)大久保のシュートは、小森田がついていなかったら枠にいってた」とか視聴者を置き去りにしても全然平気。小森田を小森田のまま扱っている。自分のなかで小林伸二ブームが来た(どうやら小林氏は広島で育成担当だったらしいが、納得だ)。