パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

「U23日本対ロシア」

録画している人は前半14分38秒、26分27秒、31分23秒、31分34秒、後半9分48秒あたりのプレーを見直して欲しい。森崎兄さんがロシア選手と競り合いながらボールをキープしているシーンである。体の入れ方、腕の使い方等が如何に大事か分かる(もちろん表からも分かり易い闘志や筋力の重要性を否定するものではない)。前線の選手が正しくボールを受ける位置に移動しないまま無理矢理パス出して奪われても「チャレンジOK!」とするのか、一旦下げて全員がボールを動かせる位置に移動しながら組み立て直すのか、どんなサッカーをするのかは監督が決める事として、今日はひたすら兄さんがスラブ民族と競り合ってどうなのかだけに注目していた。前半終了直前にスローインから50/50の当たりに負けたのが1回あったが、スピードに乗ったでかい人と単純に競り合うのはやはり苦手(止まっている選手がボールに触れて1歩目に出る瞬間に体を入れるのは上手いし、そこからボールを奪い返される事もないのだけど)。それから根本/田中ハへのパスミスが目に付いたのは反省点。
田中トの過剰なセーフティ・クリアは清水にいたロナウドを思い出す。イラン戦では前半で代えておいて、すぐにもう一度田中ハにチャンスを与える采配はなかなか良いと思う(右サイドがマジで手薄で焦っているだけかもしれないが)。松井も山瀬を見て危機感を覚えたのか、随分と動く量が増えた気がする(無駄に動くとか言わない)。
ロシアの14番(エシポフ)は久しぶりに見たイバガサ・ミリュウタ系のずんぐりゲームメーカー。あの老け具合から「ロシアの中位クラブでは名物の王様だけど、歴代ロシア人監督のサッカー観からは程遠いので代表に声かからなかったのだろうな」と予想しつつ、ちょろっと検索したら「ロシア・プレミアリーガの通算最多出場試合数保持者」という情報。絶滅寸前の貴重な歴史遺産だな。彼を試しに呼んでみたヤルツェフ監督は意外に切れ者の予感。