パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS1『ハイビジョンスペシャル』「死の国の旋律〜アウシュビッツと音楽家たち」

2003/11/16放送分(11/5初回放送[BS-hi])、90分、構成:内藤誠吾/松永真一、制作統括:東野真
アウシュビッツの生き残りゾフィア・チコビアクの証言が中心。個人的には、情報系でない叙情系のドキュメンタリーは得意ではないが、こうした証言をハイビジョンで撮影・記録しておく事は意味があるだろう。ゾフィアの他に、生き残りとしてヘレナ・ニビンスカ/エスター・ベジェラーノも証言。
これまでゾフィアは過去の証言をしてこなかったという事だが、NHKのプロデューサーがどこからこのネタを発掘してきたのか興味深い。
多分、最初は素直に「生き残りたい」と思って始めた事が、段々と極限状態が常態となり、「(生きている側も相当辛いのに)何故こうまでして生き残りたいと思っているのか既に分からないが、スタートした以上止まらない」感じが、『戦場のピアニスト』に通ずるものがありそう。