パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「ユヴェントス対ウディネーゼ」

11/11放送分
ヤンクロフスキをチェックするため、久しぶりにイタリアのリーグ戦を見る。ヤンクロは3トップの後ろ3人の左側。ヤンクロの本職はおおよそ攻撃的MFだと思われるが、面白いのはラストパス厨ではなく非常に確率の高いパスしか出さない、いつでも首振りをして周囲の状況を確認し、細かくポジションも移動していっぱしのボランチみたいなんだけど、スライディングでボールを奪う場面はないし、攻撃から守備へ切り替わる時も全力で走って戻る場面も皆無だし、アリバイ・ディフェンスしかしないようにも見える。相手コーナーキックの場面だと1人前線に残ってカウンターになった場面では、ドリブルでペナルティエリアまで持ち込む強引さもある(エリアに入ってから、よくシミュレーションもするのだが)。「中途半端」とか「やる気ねえ」とは違うのだが「アンバランス」。これはヤン・コラーが何故かヘディング下手で、足元巧いみたいなものと同じで、本人の特徴に関係なく技術と個人戦術を教え込んでいそうなチェコ・ユースシステムの賜物というべきか。そう考えると、左足のキャノン砲があり、高さがあり、ギャンブルプレーが少なく、無理矢理必死になる場面を与えた方がポテンシャルを発揮しそうなヤンクロに、代表で左サイドバックをさせているのは大正解なのかも。但し、1対1の体を張った守備が下手くそなのも、チェコ式指導の賜物。