パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

「日本対ミャンマー」

5/1放送分
プロとセミプロの違いは、技術でもなく戦術でもなく、走力(練習に専念出来る時間量)。簡単に勝とうと思ったら、ずっとボールをキープしながらサイドチェンジを繰り返し、相手の足が止まった80分くらいに1ゴール上げて後はダラダラ。内容を問わず勝つのみが目的ならば、それで良し。或いは背丈のミスマッチを生かして最初から中山の頭に放り込み作戦。或いは大久保が10回ドリブルで突っかければ1回くらいは点に繋がるだろう。開始15分くらいで2点差付けられれば、後は気楽に試運転。しかし勝つ為だけに個人技に頼ったパワープレイをすると「強豪には通用しない戦い方をするな」と批判されるし、元々きちっと守備ブロックが出来ている相手には戦いにくいサッカーをしている日本が、いつも通りのペースでやっていると「工夫がない、チャレンジがない、バランスを崩す勇気がない、主体性がない」と批判される。
この試合では、ディフェンシブ・ハーフが2人もいらなかったという事を除いても、森崎兄さんと阿部の頭で描いているビジョンが違っていたような。お互いボールを持った瞬間(というか自分にボールが来る前)には、当然隣の人間が次の理想的なポジションに移動している事を期待しているのに、その位置がことごとくズレている感覚。2人とも全体を描く脳があるはずなのだ(例えば大久保にそういうのは誰も期待していないだろう)から、ハーフタイムに話し合いでもピッチ上で怒鳴り合いでもして欲しい。兄さんと角田は何となくだが、同じ絵を描いていたような(距離感とか)。
シャイニング林に出番なし。というかテレビ屋も「このキーパーは素早くて正確なフィードが魅力」などの勉強をしておいて欲しいところ。