パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

仕事納めの帰りに、丸善で新刊をチェック。いつか読みたいけど多分読まないのは、以下の通り。
山本浩著『憎しみの連鎖〜アルカイダ工作員の実像』は、NHKスペシャル他で放送した内容の文字版。山本氏がエジプト支局にいた当時からアルカイダに関心を持ち、ロンドン支局へ移動したところで9・11に出会い、亡命活動家、テロリストの本拠地がロンドンだったから都合良く取材、という流れのようだ。NHKスペシャルの内容は、ほとんど欧米メディアが元ネタのパクリだと思っていたが、ザワヒリ関係なんかは、NHK独自の取材がほとんどだったようで、あれだけの濃い内容を自国語で見ることが出来た日本人は恵まれている。
イーゴリ・イワノフ著『新ロシア外交〜十年の実績と展望』は、現役ロシア外相が、外務官僚として携わった1991年(ソ連→ロシア)以来の外交総評。目次を読む限り「ドイツの誰それはこんな奴」的な裏話満載の回想録ではなく、学術論文か官僚の作文といった趣き。真面目にロシア外交を勉強・研究している人にとっては必読の書だろうが、いわゆる物語的歴史ヲタにはきついような気がする。
今週の『週刊サッカーマガジン』内ティベール氏のコラムは「フランス代表に黒人が多いのは、白人より身体能力がある上に、ユースで戦術その他の勉強をしているから。身体能力が重要視されるなら、ブラジル代表もアフリカ系ばかりになるはずだが、そうならないのは、フランスのユースシステムが優れているから」という話。他に、特集ページでベッカムバロンドールを獲れない理由を考察。99年にベッカムではなくリバウドが受賞したことに憤慨、72年に政治力によってネッツァーが獲れなかったのと同じだといっているが、「ティベール、お前こそベッカムのために、後輩へ政治力使いまくりじゃないか」と言いたくなる。
BS1『ブラジルサッカー2002年への道』を途中から見て、途中で止めた。同じ内容の番組を連続して2回流していたのも、よく分からない。代表密着といっても、南米予選中のニュース映像を繋ぎ合わせただけ。16節もあれば、各試合に前後の練習含めて5分もあれば、計80-90分の立派なドキュメンタリーが出来上がる。まあ、ルシェンブルゴが何故解任されたのか、全く覚えがなかった自分の方もどうだろう、という処だが。