BS2『伝説のスーパースター大全集』「80年代特集」2夜目、のはずだが、評判が悪いのか、後半は60年代の映像が流れている。番組表をよく見ると「80年代」とは書いていないのだが、そう勘違いしても仕方ない初日の流れだった。ランDMCの『It's Tricky』は兄が見たがっていたような気がするので、録画しておけば良かった。
BSジャパン『ライブパレス』「ブライアン・ウィルソン＝トリビュート（後編）」。公演日が2001年3月29日と判明。10年ぶりに再結成のウィルソン・フィリップスは美しいハーモニーという感じではなかった。彼女たちを初めて聴いた時の、親譲りなのかポップでキャッチーで、おそらくプロデューサーも最初からツボを分かっている奴で、ハーモニーが綺麗と、ファーストアルバムで、あまりに完成度の高いアルバムを作ると、もうやれることはない。マイ・リトル・ラバーに似ていると勝手に思った。当時はウィルソン父が変人だとは知らず、「キャッチーな奴の子はキャッチー」くらいにしか思っていなかったが、今から考えると、ウィルソン姉妹も変人なのだろうか。ハートの『Good Vibrations』はものすごく格好良かった。多重録音っぷりを生演奏で再現するために、姉妹を使うのはグッド・アイディアか。クラシック畑のボーカルを起用するアイディアも良い。80年代のアン・ウィルソンは痩せてみせようと映像を縦長に加工したものだが、今はロックバンドらしく堂々としていて逆に良い感じだった。
